町道場の駒落ち対局で、基本的には勝てるのだから、そんなに攻め急がなくてよいよ、と指摘されました。
すぐに勝ってやろうとか、一撃当ててやろうとか、大技を決めようとか、そういう気持ちは無いのですが、確かに、先に攻めなければ負けてしまうという恐れや焦りが、自分の中にあるようです。それが圧倒的に有利な駒落ち対局でも出てしまい、拙い攻めになってしまっているようでした。
私は最初、受け将棋の傾向が強かったのですが、数カ月前から自分からも攻める方針に切替えました。その中で、先に攻めた方が勝ちやすいという経験を得ました。また、上級者・有段者になると的確な攻め筋です。どうしても自分から先に仕掛けなければならない、という姿勢が出てしまうようです。けれど、中途半端な攻めでは、かえって相手を利するばかりです。振り返れば、最近の他の対局でも、自分から先に攻めていったとしても勝利できなかった事は数知れずです。
しっかり自玉が囲ってある。強引な攻めではなく、ちゃんと計画的に読みを入れた仕掛けである。戦いの中で相手に駒が渡ることもあるが、それも考慮して大丈夫だ。こういった基本的な形勢判断を行ってから、開戦すべきでした。
攻め急がない。それは技術と言えば技術ですし、気持ちの問題と言えばそうも言えそう。将棋のアマ初段になるためには、メンタル面も見直す必要がありそうです。