2級への技法 1回だけのチャンス 将棋の一局の中で、自分の形勢を自分でよくするチャンスは1回だけある、という気がしています。相手がほんの少し隙を見せて駒を打ち込めたり、引かずに押し切れば寄せられそうだったり、詰み筋を間違いなく進められれば勝てたり。自分の次の一手で、勝利を手... 2025.05.31 中盤2級への技法
2級への技法 馬は自陣に引けの意味 「馬は自陣に引け」という言葉が将棋にはあります。馬の守りは、金銀3枚に相当するから、自陣に引いて、守りを固めろ。そういう格言だと以前の私は思っていました。最近、実戦の中で感じるのは、馬は一度、自陣側に引いて、効きの角度を変えないと、攻撃力が... 2025.05.26 2級への技法
2級への技法 追い払おうと歩が伸びる 中盤に入る段階で、苦しいなと最近感じる局面は、こちらの歩が意味なく伸びているときです。序盤で、相手の銀や飛車、角が、縦横無尽に駆け回り、それを追い詰めようと、こちらの歩を突いてゆくことがあります。あわよくば相手の攻め駒を捕まえてやろうという... 2025.05.08 序盤2級への技法
2級への技法 桂馬2枚より囲いの銀1枚 終盤戦では、玉周りの金銀が何枚残っているかで勝敗が分かれることがあります。そのためには、桂馬2枚を使って、銀1枚をはがせればいい。最近はそういう風に考えることが私の中で増えてきました。相手にとっては二枚換えですから、ぜいたくな使い方と言えま... 2025.04.30 終盤2級への技法
2級への技法 角で王手をかける意味 ある対局の棋譜解析をしている時、AIが、角で相手玉に王手をかけろ、と示します。その時、私は別の手を指したのですが、次の手の時にも再び、角で王手をかけろ、とAIは示します。その次の手番でも同様でした。角で王手をかけろ。私は、王手をかけたところ... 2025.04.28 中盤2級への技法
2級への技法 香車は自分から走るな 私自身が端攻めが苦手だというのもありますが、香車は対局の最後までずっと初期位置にいてくれた方がよいな、と最近思います。プロ同士の対局を見ても、香車4枚がまったく動いていない、取られてもいない、ということは、ままあるように見受けられます。香車... 2025.04.18 中盤2級への技法
2級への技法 歩と金銀をずらしておけ 竜や馬を作れて、さあこれから終盤戦になるという時、まだまだ決着まで時間がかかりそうだという場合と、このまま押し込んでゆけば勝てそうだという場合の2つに分かれます。相手の美濃囲いがしっかり残っていたり、穴熊に籠られていたりすれば、相当な手数と... 2025.04.07 中盤2級への技法
2級への技法 一路の遠さ 最近、互いに攻め合いながらの終盤戦が増えてきました。従来は中盤までに大きく崩れてしまう将棋が多かったのですが、中盤まで大きく引き離されず、終盤まで来れる対局が増えてきたのはうれしいことです。ただ、終盤の戦いにおいて、どうしても競り負けてしま... 2025.03.19 終盤2級への技法
2級への技法 堅さとバランスと戦いの類型 私は居飛車で戦いますが、振り飛車戦で、先に竜を作っても、あまり勝てた記憶がありません。また、相居飛車戦を含めて、お互いに競り合って、一手勝ちを収めたという対局がほとんど無い感覚です。自陣にまったく危なげなく勝つか、あるいは、一方的に攻めつぶ... 2025.03.08 おすすめ記事中盤2級への技法
2級への技法 4五桂が急所 私は居飛車で戦いますが、最近、4五桂が気になって仕方ありません。以前から、4五桂は、複数の戦法書に共通して出てくる、仕掛けの手順だなと思っていました。将棋にはたくさんの戦法が存在しますが、これほどキーとなる駒と配置は他にあるだろうか。仮に桂... 2025.02.19 中盤2級への技法