序盤

5級への技法

迷走した陣形

最近の負けた対局を振り返ると、たいてい、しっかり名のついた囲いに組めていませんでした。自己流に組んだというより、対局の流れの中で、定番の囲いへの組み上がりができない状況になっていました。どうして、そんな不安定な陣形に組んでしまったのかと言う...
3級への技法

美濃囲いより堅い囲いとは

最近、どんな囲いがよいのか、また悩みだしています。特に対振り飛車戦が悩ましい。私は居飛車を持ちますが、相手はたいてい美濃囲いに構えてきます。美濃囲いは、組み易いわりには、とにかく堅い印象です。あれこれ色々と試してみましたが、舟囲いや左美濃で...
2級への技法

あえて持久戦に持ち込むには

私は、どうやら急戦よりも持久戦が向いているらしいという傾向を数カ月前に発見しました。最近、自分でもその事に納得しつつ将棋を指しています。そこで今考えているのは、どうしたら、あえて持久戦に持ち込めるかです。私が持久戦を望んでも、相手がそれに応...
5級への技法

桐山清澄『アマの将棋ここが悪い! (1) 序・中盤の急所』

2024年11月に読了した将棋の本は、桐山清澄『アマの将棋ここが悪い! 1 序・中盤の急所』(創元社、1999年)です。桐山先生のお名前は、豊島将之九段の師匠として耳にしていました。私の中ではなんとなく、堅実で王道の棋風というイメージです。...
5級への技法

左美濃と構えの低さ

囲いの種類に、左美濃があると知ったのは、対振り飛車戦で苦戦していた時期でした。町道場の上手に教えていただきました。振り飛車の代表的な囲い、美濃囲いは、早く構えられて、飛車の横効きに強い。居飛車の私には羨望をいだかせる囲いでした。そんな囲いが...
8級への技法

初手2六歩

私は居飛車で将棋を指しますが、最近はずっと、初手2六歩としています。初心者の頃から、初手は2六歩でした。けれど、調子を落としていた一時期は、角道を開けるタイミングやら、相手の戦型やらを気にしたりして、他の初手を指していました。それが、いつか...
8級への技法

飛車を振ってみた、其の二

私は居飛車で戦いますが、振り飛車側の視点や気持ちが知りたくて、また飛車を振ってみました。半年程前に初めて振ってみた時の第一印象は、序盤は盤面左側がとても窮屈だ、でした。駒組みや攻撃を進めて、攻め駒たちを早く捌いてしまいたい、と思いました。今...
2級への技法

増田康宏『堅陣で圧勝! 対振り銀冠穴熊』

2024年9月に読んでいる将棋の本は、増田康宏『堅陣で圧勝! 対振り銀冠穴熊』(マイナビ出版、2017年)です。私はどうやら持久戦が向いているらしいと先月に分かったので、より堅い囲いを目指そう、どうせなら穴熊だ、と本書を手に取りました。穴熊...
3級への技法

石田流と棋理

私が初めて石田流と対峙したのは、たしか4級の頃でした。石田流という存在を知らなかったので、初めてその形を見た時、なんなんだこの形は、とびっくりしてしまいました。桂馬の上に飛車がいるなんて、最初は奇異な形に思えたのです。歩・飛車・桂馬とその効...
3級への技法

ミスしない、隙を作らない、無理攻めしない、一歩得を狙わない

久々に、将棋ウォーズで、二桁連敗(10連敗)してしまいました。1日3局だけなので3日ほど負け続けました。対戦相手の設定が格上なので、負けて当然。連敗してもそれほど気落ちすることはありませんが、さすがにこれ以上は負けたくないなと焦りの気持ちも...