序盤

3級への技法

対振り持久戦の意味

私は居飛車で戦いますが、最近、対振り飛車戦では、角を7七か6六の位置に上がって構えるように心がけています。いわゆる対振り持久戦の構えをするということです。これまでは、角を上がる一手が無駄に思えて、中盤の入り口まで居角のままでした。どうせ角交...
2級への技法

追い払おうと歩が伸びる

中盤に入る段階で、苦しいなと最近感じる局面は、こちらの歩が意味なく伸びているときです。序盤で、相手の銀や飛車、角が、縦横無尽に駆け回り、それを追い詰めようと、こちらの歩を突いてゆくことがあります。あわよくば相手の攻め駒を捕まえてやろうという...
8級への技法

単騎の攻め駒が餌食になる

将棋の序盤でしばしば、やらなければ良かったと思う手は、相手の歩をかっぱらいに行くことです。相手が隙を見せたぞと、銀や飛車、角が、単騎で前線に飛び出していき、歩を一枚取れたものの、その後、無事に帰還できず、召し取られる。もし別の駒を助けに出し...
1級への技法

序盤で二手損している

最近の将棋の序盤では、相手の方の手を見て、その意味はなんだろうか、局面はどう変わっただろうか、と一度よく考えてから、自分の手を指すことを心掛けています。序盤ですからある程度、手順は決まっていますが、それでも尚考えてみるのです。いつもの手や予...
2級への技法

勝利欲と勝負

将棋の連敗が続くのは、連敗しているからだ、というのが最近なんとなく思うところです。2連敗くらいは誰でもあるものですが、3連敗、4連敗としてくると、不調を感じ始めます。次の対局こそ勝って連敗を止めたい、と意識にのぼります。その時に、連敗中の反...
5級への技法

迷走した陣形

最近の負けた対局を振り返ると、たいてい、しっかり名のついた囲いに組めていませんでした。自己流に組んだというより、対局の流れの中で、定番の囲いへの組み上がりができない状況になっていました。どうして、そんな不安定な陣形に組んでしまったのかと言う...
3級への技法

美濃囲いより堅い囲いとは

最近、どんな囲いがよいのか、また悩みだしています。特に対振り飛車戦が悩ましい。私は居飛車を持ちますが、相手はたいてい美濃囲いに構えてきます。美濃囲いは、組み易いわりには、とにかく堅い印象です。あれこれ色々と試してみましたが、舟囲いや左美濃で...
2級への技法

あえて持久戦に持ち込むには

私は、どうやら急戦よりも持久戦が向いているらしいという傾向を数カ月前に発見しました。最近、自分でもその事に納得しつつ将棋を指しています。そこで今考えているのは、どうしたら、あえて持久戦に持ち込めるかです。私が持久戦を望んでも、相手がそれに応...
5級への技法

桐山清澄『アマの将棋ここが悪い! (1) 序・中盤の急所』

2024年11月に読了した将棋の本は、桐山清澄『アマの将棋ここが悪い! 1 序・中盤の急所』(創元社、1999年)です。桐山先生のお名前は、豊島将之九段の師匠として耳にしていました。私の中ではなんとなく、堅実で王道の棋風というイメージです。...
5級への技法

左美濃と構えの低さ

囲いの種類に、左美濃があると知ったのは、対振り飛車戦で苦戦していた時期でした。町道場の上手に教えていただきました。振り飛車の代表的な囲い、美濃囲いは、早く構えられて、飛車の横効きに強い。居飛車の私には羨望をいだかせる囲いでした。そんな囲いが...