3級への技法

3級への技法

駒は紐付けておけ

竜や馬は、機動力が高いから逃げられるので大丈夫と高を括っていたら、ひょんな事から素抜かれる対局が続きました。その竜や馬は、歩にさえ紐づけられていなかったからです。局面が少し動き出した途端、その不安定さを突かれてしまいました。これからまだまだ...
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飛車を振ってみた、其の五

振り飛車の棋書を読むと、飛車を振って戦いたくなります。今回は、三間飛車に構えてみました。飛車の上に、角がいる、というのは、居飛車で戦うのが基本の私にとって、違和感しかありません。なんで飛車にフタをしちゃっているの? しかも主戦力の角じゃんか...
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囲いの金銀は2枚以上で

戦いを仕掛ける前に、最近、チェックしていることは、自玉の囲いが2枚以上の金銀で守られているかどうか、です。単に2枚があれば良いかというとそうではなく、駒同士がきちんと連結されているかどうかも、査定します。併せて、玉の媚びんが開いていないか、...
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対振り持久戦の意味

私は居飛車で戦いますが、最近、対振り飛車戦では、角を7七か6六の位置に上がって構えるように心がけています。いわゆる対振り持久戦の構えをするということです。これまでは、角を上がる一手が無駄に思えて、中盤の入り口まで居角のままでした。どうせ角交...
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対抗型で上には逃げられない

将棋で対抗型の戦いになった際、玉は上には逃げられない。自玉が、自陣を運よく脱出しても、その前方には相手陣の玉周りの歩や金銀がずらっと並んでいるのが普通。もう実際の逃げ場はほとんどありません。最近の対局で、そう身に沁みる対局が続きました。そう...
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西川和宏『ひと目の三間飛車』

2025年5月に読んでいる将棋の本は、西川和宏『ひと目の三間飛車』(マイナビ出版 、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、なぜか三間飛車の本。本書を手に取った理由のひとつは、本の装丁が、おしゃれで素敵な色づかいだからです。昭和ぽっかたり...
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玉が上にふらふらと泳ぐ

自玉が上部に抜け出ていって、助かったことはあったろうか、と思い返してみると、私にはほとんどありません。自玉は、上部へ抜け出なければならないほど追い込まれており、相手の持ち駒は豊富。銀や桂馬の打ち付けで再び上部から押し返され、あるいは、後ろか...
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詰めろ、必至、逆王手

将棋には「詰めろ」という用語がありますが、私は「必至」との違いがよく分からなくなってきたので調べてみました。「詰めろ」は、まだ詰みを回避できるけれど、相手が何か受けてくれなければ、詰みがあるという局面だそうです。玉が逃げたり、守備駒を足した...
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5筋の歩を突け

最近の対局で、とても不自由だなと感じたのは、5筋の歩を突いておかなかったことです。角交換になるかもしれないと、5七の歩は初期配置そのまま。腰掛け銀の形もとっておきました。じりじりとしたポジション争いになりましたが、こちらの角がどうにも使えて...
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開戦したら、後には引けない

将棋で、駒がぶつかり合って、開戦となったら、もうそこから局面が穏やかに推移するということは、あまりありません。まして銀や角が交換になると、いつどこに打ち込まれるか、緊張感のある戦いを強いられます。駒がぶつかる前に、自陣をしっかり整備しておく...