1級への技法

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将棋ウォーズのスプリントで対局してみた

『将棋ウォーズ』のスプリントで対局してみました。形勢互角の中終盤の局面からスタートする異色の将棋です。私は基本、10分切れ負けモードで戦うので、スプリントモードはあまり対局していません。形勢互角のまま中終盤をむかえることは、級位者にはなかな...
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自然な手と捌き

将棋には「自然な手」という言葉がありますが、なにが自然な手と呼ばれるのだろうかと、最近よく考えるようになりました。私は、自分でも自覚していながら、無理攻めをしがちです。相手に読み抜けがあれば、大勝利となりますが、普通はなかなかそうなりません...
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速度の逆転を起こせ

こちらが劣勢の局面で、それを同等以上の形勢に覆すためには、何が必要でしょうか。究極的には、相手が緩い手を指してくる、これしかないように思います。相手が正確に厳しい手を指し続けたならば、こちらは徐々に追い込まれてゆくはず。それが劣勢ということ...
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詰みの前には必至がある

私は、飛車や角あるいは桂馬で王手をかけて、相手玉を寄せに行くことが多い気がしています。まず王手から入ろうとする。けれど、それは将棋の格言にあるように、王手は追う手。相手玉にするすると逃げる機会を与えることにもなりがちです。良いところまで追い...
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受け始めたのが敗因

最近の将棋で、中盤まで優勢か互角以上の戦いをしていたが、勝利できなかったという対戦が続きました。私の悪いクセですが、受けに回る傾向が強いです。相手の攻めの手は放っておいて、そこで、こちらから攻めの手を指せばよいのに、安全策とばかりに思わず受...
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柵木幹太『現代相居飛車の構造』

2025年3月に読了した将棋の本は、柵木幹太『現代相居飛車の構造』(マイナビ出版、2024年)です。本書は、現代の相居飛車戦に登場する重要テーマ4つ取り上げています。それは「4五桂跳ね」「2四歩合わせ」「8七金型」「パス合戦」です。私は最近...
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攻める筋を変えると、受けにくい

私は、右四間飛車がやや苦手です。飛角銀桂の連動した攻めがパワフルだというのが理由の1つですが、最近、もう1つの理由に思い至りました。それは、相手が最初、居飛車だよ、棒銀だよ、と見せかけて、後から右四間飛車に変えてくることが多いからでした。攻...
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序盤で二手損している

最近の将棋の序盤では、相手の方の手を見て、その意味はなんだろうか、局面はどう変わっただろうか、と一度よく考えてから、自分の手を指すことを心掛けています。序盤ですからある程度、手順は決まっていますが、それでも尚考えてみるのです。いつもの手や予...
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取れる駒をすぐに取らない

最近、関心した相手方の手は、取れる駒をすぐに取らない、ということでした。こちらの銀が、銀ばさみにあってしまい、あとは歩を進めれば召し捕られるだけ。ところが相手の方は、こちらの銀を取ってこなかったのです。この瞬間を逃すまいぞと、私は銀をタダで...
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自分の主張だけ押し通すことはできない

将棋を指す上で最近気をつけていることは、自分の主張だけ押し通すことはできない、ということです。自分だけ攻めの準備をどんどん進めて、先に仕掛けてゆく。先手先手で攻めているので成功しそうですが、これがなぜか上手くゆかないことが多い、と気づきまし...