中盤

1級への技法

4段目の歩

最近の将棋の攻めで心掛けていることは、4段目に歩を打ち込むことです。ここに攻めの楔を埋め込めれば、相手の金銀を剥がしていったり、と金を作ったりすることができるからです。将棋の勝ち方の王道の1つと言えると思います。ただ、これがもちろん難しい。...
1級への技法

符号で読めるようになってきた

将棋の本を最近読んでいて、ふと気がついたのは、符号で読み進めることを苦にしなくなったことです。頭の中の将棋盤で、駒を進めて、進行した局面を把握できる。将棋をやり始めて、約3年。ずいぶんと遅い方かもしれません。初級者の頃は、符号が多い将棋本は...
1級への技法

負けにくいと勝ちやすい

最近、区別がつきそうで曖昧な事柄として、将棋の「負けにくい」と「勝ちやすい」を考えています。同じようでいて、少し異なる。単純化して考えれば、「負けにくい」=互角かやや優勢、「勝ちやすい」=はっきり優勢、でしょうか。「負けにくい」の上位の状態...
2級への技法

桂馬は取られるまで2手かかる

私が居飛車で戦う際、飛車と右銀と右桂馬が主な戦力です。桂馬が4五にぽんっと跳ねて、相手陣をかき乱し、銀が突き進んでゆく仕掛けをよく狙います。通常、桂馬は、すぐに取られてしまうマスに跳ねたりはしません。跳んで着地した所の前に、相手の歩や銀が進...
1級への技法

斎藤明日斗『現代相掛かりの切り札 明日斗流ひねり飛車戦法』

2025年7月に読んでいる棋書は、斎藤明日斗『現代相掛かりの切り札 明日斗流ひねり飛車戦法』(マイナビ出版、2023年)です。本書を手に取った理由は、居飛車の戦法のレパートリィが少ないので、それを増やしたいと思ったのが1つ。もう1つは、相手...
3級への技法

駒は紐付けておけ

竜や馬は、機動力が高いから逃げられるので大丈夫と高を括っていたら、ひょんな事から素抜かれる対局が続きました。その竜や馬は、歩にさえ紐づけられていなかったからです。局面が少し動き出した途端、その不安定さを突かれてしまいました。これからまだまだ...
2級への技法

佐藤慎一『史上最速の攻撃戦法 極限早繰り銀』

2025年7月に読んでいる将棋の本は、佐藤慎一『史上最速の攻撃戦法 極限早繰り銀』(マイナビ出版、2018年)です。私は、基本的に居飛車で戦います。攻めの選択肢を増やしたいと思い、本書を手に取りました。私が、かじり知っている戦法というと、実...
2級への技法

頭を狙え

将棋の中盤で、どこを攻めたらよいか分からない時、「頭を攻める」に着目するように最近はしています。狙いは、桂頭、角頭、玉頭の3つです。どれも狙われると厳しいはず。桂頭は、一番狙いやすいと思えます。一度跳ねたら、もう避けようがない桂馬。その頭を...
2級への技法

駒得より駒効率

最近の将棋で、駒損していたのに、なぜか戦いやすい、という対局がありました。こちらが読みを少し間違えて、銀損、桂損となっていましたが、その間に、他の駒たちがしっかり相手玉に向かって行っていました。自玉周りは堅く、そのまま攻めに専念。盤上にある...
1級への技法

井出隼平『四間飛車至上主義 実戦で学ぶ考え方』

2025年7月に読了した将棋の本は、井出隼平『四間飛車至上主義』(マイナビ出版、2023年)です。音楽CDのジャケット買いならぬ、棋書の装丁買いをした一冊です。将棋本らしからぬ、青春小説を思わせるデザインに思わず目が行き、気になって本書を手...