1級への技法

日本将棋連盟書籍編集部『プロの実戦に学ぶ逆転の勝負術』

2025年7月に読んでいる将棋の本は、日本将棋連盟書籍編集部『プロの実戦に学ぶ逆転の勝負術』(マイナビ出版、2021年)です。先月、『将棋ウォーズ』のスプリントで、終盤戦をたくさん対局しました。互角の終盤を迎えるという経験がそもそも少ない私...
2級への技法

棒銀の脅迫状

棒銀するぞ、と相手が見せてくると、私は「はい、分かりました! 矢倉に組んで構えます!」と、いそいそと陣形を整えます。できれば角の配置転換して、完全に止められないかまで考え出します。いつのまにか、自分が当初やろうとしていた作戦、陣形のことなど...
1級への技法

将棋ウォーズのスプリントで対局してみた、其の二

先月、『将棋ウォーズ』のスプリントで100局以上、戦ってみました。本当はそんなに対局する気はなかったのですが、スリリングな対戦が面白すぎて、自分でなかなか歯止めが掛けられませんでした。合宿のように、休みの2日間、戦い続けました。スプリントモ...
2級への技法

駒得より駒効率

最近の将棋で、駒損していたのに、なぜか戦いやすい、という対局がありました。こちらが読みを少し間違えて、銀損、桂損となっていましたが、その間に、他の駒たちがしっかり相手玉に向かって行っていました。自玉周りは堅く、そのまま攻めに専念。盤上にある...
1級への技法

井出隼平『四間飛車至上主義 実戦で学ぶ考え方』

2025年7月に読了した将棋の本は、井出隼平『四間飛車至上主義』(マイナビ出版、2023年)です。音楽CDのジャケット買いならぬ、棋書の装丁買いをした一冊です。将棋本らしからぬ、青春小説を思わせるデザインに思わず目が行き、気になって本書を手...
2級への技法

囲いの金銀は2枚以上で

戦いを仕掛ける前に、最近、チェックしていることは、自玉の囲いが2枚以上の金銀で守られているかどうか、です。単に2枚があれば良いかというとそうではなく、駒同士がきちんと連結されているかどうかも、査定します。併せて、玉の媚びんが開いていないか、...
記録

2025年7月の棋力:2級

将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年7月は2級です。先月の振り返り最近、将棋にゆっくり取り組めていませんが、先月は、予定なしのフリーの連休が取れた...
3級への技法

対振り持久戦の意味

私は居飛車で戦いますが、最近、対振り飛車戦では、角を7七か6六の位置に上がって構えるように心がけています。いわゆる対振り持久戦の構えをするということです。これまでは、角を上がる一手が無駄に思えて、中盤の入り口まで居角のままでした。どうせ角交...
3級への技法

対抗型で上には逃げられない

将棋で対抗型の戦いになった際、玉は上には逃げられない。自玉が、自陣を運よく脱出しても、その前方には相手陣の玉周りの歩や金銀がずらっと並んでいるのが普通。もう実際の逃げ場はほとんどありません。最近の対局で、そう身に沁みる対局が続きました。そう...
1級への技法

攻め時、受け時、待ち時

最近、将棋AIによる棋譜解析で気づいたことは、攻めるべき時に受けたり、受けるべき時に攻めたり、下手に動かず手待ちするべき時に仕掛けたりすると、評価値を大きく落とす、ということです。攻めるべき時に、内容はどうあれ攻めていれば、優勢は優勢のまま...