自己流で囲わない

13級への技法

将棋の囲いには、いくつか種類がありますが、有名な囲いは、やはり優秀だと最近つとに思います。

マイナーな囲いもそこそこ固いですが、やはりどこか難点や欠点があります。

もちろん、自己流の囲いはもっての他。私は初心者の頃、有名な囲いといえども一長一短だなと感じ、ああでもないこうでもないと自分だけの囲いを模索しました。ですが、そんな囲いは、一度でも攻め込まれれば、簡単に打ち崩されるのが関の山です。結局、行きつくところはやはり有名な囲い方でした。

優秀な囲いの特徴としては「玉金銀が密接している」「玉を深く囲っている」「万が一の玉の逃げ道も用意されている」の3点ではないかと思います。さらに付け加えるならば、「少ない手数で組める」「より堅い囲いに発展できる」でしょうか。そういう観点からは、片美濃囲いは極めて優秀だなと思います。

中終盤で戦いが始まり、囲いが崩されてきたら、その時は致し方ありません。その時その時で最少手数の最高防御を考えるしかありません。その際もできるだけ、基本の囲いに近い陣形に組めればベターです。たとえば、相手が上から押しつぶそうとしてくるならば矢倉に似た構え。横から龍で脅されそうならば美濃囲いのような連結を目指す。金銀は2枚以上無ければ明らかに手薄なので、とにかく駒を足す。

【関連】

玉の堅さ、広さ、遠さ

美濃囲いと手数

やっぱり囲うことにした訳

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