私は基本、居飛車で戦います。最近、振り飛車に対して私はめっぽう弱いという傾向が分かったので、振り飛車から見ると、どんな風に見えるのだろうかと、試しに飛車を振って棋譜並べをしてみました。
その最初の感想は、なんか窮屈だ、です。
振り飛車は、最序盤では、飛車も角も銀も金も左辺に集まっている。とくに飛車が身動きとれずに挟まれている感じで嫌でした。
振り飛車は駒を捌くのが大事だ、と聞いたような気がします。それは捌きたくもなるなあ、こんなに窮屈では。早く自陣から出ていって、できれば、相手駒と交換になってくれたら、綺麗さっぱりするのになあというが私の感想です。
駒組みがおわれば、それなりに窮屈感がとれますが、今度は左側から突破されそうな予感。金銀3枚は右側に寄って自玉を固めている。銀1枚は前線に繰り出している。居飛車から見ると、角桂がいると簡単には左側も突破できそうにないのですが、振り飛車からすると、金銀が1枚も無い盤面左をどの駒でどうやって守るかは常に悩みの種といった不安感があります。
もしこの感想が、振り飛車の傾向を上手くとらえているならば、居飛車の私としては、振り飛車に対して、
(1)できるだけ急戦をしかけ、相手の攻め駒を窮屈なままにしておく
(2)相手からの角交換や銀交換には安易に応じない
(3)相手の金銀が薄い左側を、居飛車らしく正面から攻め立てる
が有効だということになりそうです。
今後、試してゆきたいと思います。
【参考】