最近の私は、守りの将棋から、攻めの将棋に転換してみました。駒組みが完了したら、できるだけ自分から仕掛けてみています。
将棋は、攻めた方が勝ちやすいと聞きますが、それは本当でしょうか。
私の場合、自分より強い人、2つほど級位が上の方との対戦で、現在のところ次の結果となっています。
なんとなく守りの将棋の時期:6回のうち1回たまたま勝つ
しっかり守りの将棋の時期:4回のうち1回勝ちを拾える
攻め将棋を目指している今:4回のうち1回勝てる
守り方も攻め方もよく分かっていない時期は、あれよあれよと相手の攻めが始まり、それを受けるだけで、本当に勝てませんでした。勝利した時も、相手に勝てたというより、相手が負けたという面が大きかったです。その後、自分の中で防御方法がいくらか身につき、徐々に勝率が上がりました。
守り将棋(受け将棋)では、相手がミスをするか、攻めが途切れるかをひたすら待つしかありません。相手が強くなればなるほど、そんな隙が生まれる機会は減ります。どんなに自分の守りが上手くなっても、トータルでは負け越すのが確定しているという気がしています。なので最近、攻めの指向性を強めることにしたのです。
守り将棋とわりきって対局していた時期と、攻め将棋を目指している今とで、勝率としてはそれほど変わりません。ただ、上記の表現の通り、守り将棋では偶然勝てた感があり、攻め将棋では勝ち取った感があります。
私は、攻め将棋の初心者、まだまだ未熟です。覚えた仕掛けをそもそも発動できなかったり、挑んでも単なる駒損だったり、相手玉に逃げられたり、カウンターをくらったりしています。けれど同時に、攻めについてもう少し習熟できれば、3回に1回勝てる将棋にもってゆけるかもしれない、という予感があります。
高段者の方からは、攻めても勝ちやすいとは言えないが、局面が良くなりやすい、と聞いたことがあります。攻めなければ自分から局面を良くできないし、もし攻めが上手くいって優勢になったら、それを手放さず最後までしっかり寄せられれば勝てる、ということなのでしょう。そんな言葉を励みに、攻め方の種類を増やし、その精度を上げてゆきたいと今は思っています。
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