5級への技法

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桂馬の受けは一度だけ

私にとって最近、一番苦手としている相手の戦型は、右四間飛車です。右四間飛車は、飛角銀桂が4筋にむかって集中して殺到して来る理想的な攻めの一つだと思います。どうして上手く受け凌げないのかなと反省してみたところ、理由の一つには、桂馬での防御をあ...
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将棋ウォーズで、5級から4級になった頃

最近、将棋ウォーズで5級から4級になった頃を、羽生善治先生の言葉と供に、時々思い出します。羽生先生曰く、将棋をゴルフになぞらえると、「将棋はバンカーの多いゲーム」だそうです(『上達するヒント』まえがきより)。つまり、相手の棋力が上だから負け...
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離れる、防ぐ、受ける、避ける、躱す、手抜く

将棋で守りの手の用語を、ここで一度整理してみようと思います。似たような言葉づかいですが、微妙にニュアンスがちがっていて、受ける時はその微妙な加減が危険度に直結するな気がしたからです。「離れる」は、戦場になりそうな所、相手が駒をぶつけてきそう...
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将棋の級位者が、序盤で特に心掛けるべきこと

将棋の級位者が、序盤で特に心掛けるべきことを、私なりに5つにまとめてみたいと思います。私は先々月からずいぶんと調子を落としていましたが、今月に入って序盤での注意点を意識したところ、戦績がいくらか戻ってきました。一つ目は、自陣が整わないうちは...
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駒損しながらの攻めは、いつか途切れる

相手玉に迫ってゆく時でさえ、こちらが駒損しながら攻め立ててゆくのは避けた方がよい。その当たり前のことに最近より気を付けるようにして、いくらか勝率が上がってきました。将棋で、形勢を損ねる悪手の代表と言えば、駒損。将棋は限られた駒数の中で戦いま...
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差出しの駒、呼び込みの取り

将棋で受けに回っている時に、やってはいけない手は「差出しの駒」と「呼び込みの取り」だと思います。こういう表現が一般的かどうかは分かりませんが、次のような手です。差出しの駒は、相手の攻撃を防ぐために、歩以外の駒を壁にすること。もちろん、その駒...
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天守閣美濃と遠さ

最近調子を落としている私は、自分から無理に攻めたりはせず、相手よりも堅い玉周りを目指すことが多いです。そんな中で、新しい囲い方を試してもいます。その1つが天守閣美濃。天守閣美濃は、玉が前線に来るので、見るからに危うい囲いですが、しっかり名前...
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制空権の広さは大事か

序盤で指し手に困ると、歩をどんどん進出させ、それを金銀で支えていくことがあります。一見すると、自分の陣地が増え、相手の駒の動きを制限できたように思いますが、意外とそれほどのメリットは無いかもしれない、と最近思うようになりました。少なくとも、...
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銀を易々と進出させてはいけない

相手の銀を易々と進出させてはいけません。特に5段目より先へ簡単に進めてはいけません。銀が5段目まで進めば、次に激しい戦いになったり、銀交換になったり、拠点を作られたりしてしまいます。序盤の基本中の基本ですが、最近の私は、どうやらこれを怠って...
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攻め急がない

町道場の駒落ち対局で、基本的には勝てるのだから、そんなに攻め急がなくてよいよ、と指摘されました。すぐに勝ってやろうとか、一撃当ててやろうとか、大技を決めようとか、そういう気持ちは無いのですが、確かに、先に攻めなければ負けてしまうという恐れや...