ここのところ将棋アプリの新登場や機能改変が続いています。今現在、2026年7月時点で思うところを記録しておきたいと思います。
『ぴよ将棋』
主に将棋COMと対戦するアプリですが、基本の機能がとても充実。私が初めてインストールした将棋アプリです。無料で簡単に棋譜分析できる機能が付いているのは、とてもありがたかったです。将棋がまったく初めての人は、いきなりネット対戦をするのではなく、ぴよ将棋で少し鍛えてからがオススメ。最近の私は、COM対戦ではほとんど使用していません。事前研究や棋譜分析、定跡・お気に入りの棋譜を記録するノート代わりに使っています。棋譜を記録する専用アプリで他に良いものがなく、その点でもおすすめ。
『将棋ウォーズ』
他のアプリに刺激されてか、将棋ウォーズでは最近、新機能や機能改善が続いています。いっとき棋譜分析がやりづらくなりましたが、この2026年7月で戻りました。選べる対戦時間の長さも今後増えるような予感がしています。個人的には総合的なベスト。ネット対局が初めての人にまずオススメしたい。
シェア的にナンバーワンだからこそ、将棋ウォーズにとっての究極の課題は、棋神降臨(プレイヤに代わりAIが数手を指す)と段級の認定。真剣勝負ではないかもしれないという虚しさと、日本将棋連盟の免状を究極お金で買える状態。たぶん将棋ウォーズをメインで使う人というのは、操作性の良さやマッチングの多様性、アバターの楽しさなどで使っているのであって、棋神が使えるからではないと思う。運営会社としては収益の観点から棋神券を発行したいのかもしれないけれど、逆に将棋というゲームの根幹を損ねているようにも感じます。特に棋桜が登場してから改めてそう思う。もしかすると今後、棋神OKのモードと、棋神NGのモードの2つになる可能性もあるなと思う。
『棋桜』
2026年6月に新登場したアプリ。将棋ウォーズをかなり意識して開発されたなと思う。有料の機能ですが(30日間650円)、対戦後にすぐ自動で形勢グラフ付き棋譜解析を行う機能は素晴らしい。将棋ウォーズの棋譜分析「棋神アナリスティックス」は月額1100円だから、それと比較するとお得か。将来的にいくらかシェアを奪える可能性があるようにも感じますが、個人的には、ビジュアルに興味が無いし、容量が大きいし、よくフリーズするし、棋桜の使用を控えています。改善を待ちたいと思う。
将棋ウォーズの方もかなり棋桜を意識しているように感じます。ただ、運営会社の基本スタンスが違うとも思う。将棋ウォーズは、将棋(AI)を極めたい会社。棋桜は、将棋アプリを使って儲けたい会社、と個人的には感じる。善悪の事柄ではないけれど、今後どう影響するのだろう。
『将棋クエスト』
私の以前のスマホではアプリ更新できなくなって、数年前から使用を止めていました。今回、再インストールしたところ、なんと棋桜同様の、対戦後の形勢グラフ付き棋譜解析機能が付いている。基本無料のアプリなのに神機能! 将棋ウォーズのエフェクトになれてしまうと、将棋クエストには少し物足りなさを感じてしまいますが、棋譜解析を無料で簡単に行えるかどうかは上達の効率性に多大だと思っているので、メインのアプリをこちらに切り替えるか悩むほどです。私は活用していませんが、詰将棋や手筋の問題も充実していると聞きます。
ただ、棋譜の振り返りが難点。私は、対局直後だけでなく、後日になって棋譜を振り返りたくなることが多々あります。将棋クエストでは相変わらずそれが行いにくい。
『百鍛将棋』
将棋ウォーズで無料対局できるのは一日3回まで。初級者の頃、もう少し戦いたくなり導入したアプリです。操作性やビジュアルは可もなく不可もなくだと思いますが、棋譜解析がしにくいので、いつの間にか遠ざかったアプリです(以前の古いスマホでは起動しなくなったのもある)。プレイヤが少ないのか、段級がめちゃくちゃです。私が将棋ウォーズ3級の時に、こちらの百鍛将棋では3段でした。今回、再インストールしてみましたが、その辺りは変わっていないように感じました。
『将皇』
主に将棋COMと対戦するアプリです。私は「勝ち切れ将棋」というモードをよく使用していました。将棋ウォーズのスプリントに近い機能ですが、それとも違う。終盤の勝勢から対局が始まります。プロなら勝負あったという局面らしいのですが、これが意外と勝ち切るのが難しい。以前はヒント機能も付いていたのですが、今はそれが無く、どれが最善手か悩ましい。いつのまにか使用から遠ざかってしまいました。正解が分からづとも、終盤の次の一手問題として、じっくり鍛えるのには良いかなと思い、利用を復活させるか検討中。
『81道場』
スマホのアプリとしては使いづらいです。基本PCで遊んでください。81道場からも私は遠ざかっていましたが、久しぶりにPCで対局。以前は、無料で棋譜解析ができたような記憶がありましたが、今はできなくなっていました。棋譜コピーは簡単にできるので、別の解析ソフトを使用すれば問題ない。感想戦ができるのも特徴でしたが、今はしてくれる人がほとんどいなくなった印象です。ただ、あえてPCで対局したいかというと、スマホの手軽さと比べると、私の利用からは引き続き遠ざかりそう。
『シンプル詰将棋』
詰将棋の習慣を取り戻そうと、数カ月前に導入したアプリ。シンプルなビジュアルと操作性に好感が持てます。最近、ほぼ毎日お世話になっています。他にも詰将棋アプリはいくつか導入したことがありますが、このアプリが私にとっての定番となりました。
『シンプル必至』
「シンプル詰将棋」の姉妹アプリ。必至は、私にとって相変わらず詰将棋より難しく感じますが、だからこそ毎日鍛えたいと思います。
まとめ
総じて私は、将棋アプリには棋譜解析ができるかどうかに重きを置いているようです。将棋は一局の中で、どうしようか悩む局面がいくつかあります。棋譜解析をしていると、意外とそこが勝負の分岐点というのは間違っていなくて、でも最善手が何かはよく分からない。そこをいち早く学べるかどうかが上達への近道だと個人的には感じています。将棋AIの発達で局面のほぼ正解が分かる現在、その棋譜解析は欠かせない。
個人的にはネット対局で欲しい機能があって、それは「自分より強い人と対局する」と「相手の戦型を選べる」です。前者は将棋ウォーズで以前は選択できましたが、この2026年7月からは不可となりました。強い人との対戦で、はっと気づかされる手筋は本当に多いもの。後者、戦型の絞りこみも上達には有用だと思う。苦手な戦型を克服したい、新しい手筋を試したい時に数局連続で戦いたいもの。どこかのアプリで導入してほしい。
最後に。どの将棋アプリも、一長一短はあれ、無料で利用できる範囲でも機能は充実していて、心から感謝しています。
