2025-07

2級への技法

端歩を突くのを止めてみた

自分から端歩を突くことを、最近、止めてみました。きっかけは、いくつか仕入れた戦法を試すにあたって、相手の出方を見ながら選択してみようと思い、端歩を序盤早々で突いてみたこと。様子見のつもりです。相手の戦型や陣形が知れるのはよかったのですが、結...
1級への技法

斎藤明日斗『現代相掛かりの切り札 明日斗流ひねり飛車戦法』

2025年7月に読んでいる棋書は、斎藤明日斗『現代相掛かりの切り札 明日斗流ひねり飛車戦法』(マイナビ出版、2023年)です。本書を手に取った理由は、居飛車の戦法のレパートリィが少ないので、それを増やしたいと思ったのが1つ。もう1つは、相手...
3級への技法

駒は紐付けておけ

竜や馬は、機動力が高いから逃げられるので大丈夫と高を括っていたら、ひょんな事から素抜かれる対局が続きました。その竜や馬は、歩にさえ紐づけられていなかったからです。局面が少し動き出した途端、その不安定さを突かれてしまいました。これからまだまだ...
2級への技法

佐藤慎一『史上最速の攻撃戦法 極限早繰り銀』

2025年7月に読んでいる将棋の本は、佐藤慎一『史上最速の攻撃戦法 極限早繰り銀』(マイナビ出版、2018年)です。私は、基本的に居飛車で戦います。攻めの選択肢を増やしたいと思い、本書を手に取りました。私が、かじり知っている戦法というと、実...
2級への技法

頭を狙え

将棋の中盤で、どこを攻めたらよいか分からない時、「頭を攻める」に着目するように最近はしています。狙いは、桂頭、角頭、玉頭の3つです。どれも狙われると厳しいはず。桂頭は、一番狙いやすいと思えます。一度跳ねたら、もう避けようがない桂馬。その頭を...
3級への技法

飛車を振ってみた、其の五

振り飛車の棋書を読むと、飛車を振って戦いたくなります。今回は、三間飛車に構えてみました。飛車の上に、角がいる、というのは、居飛車で戦うのが基本の私にとって、違和感しかありません。なんで飛車にフタをしちゃっているの? しかも主戦力の角じゃんか...
1級への技法

日本将棋連盟書籍編集部『プロの実戦に学ぶ逆転の勝負術』

2025年7月に読んでいる将棋の本は、日本将棋連盟書籍編集部『プロの実戦に学ぶ逆転の勝負術』(マイナビ出版、2021年)です。先月、『将棋ウォーズ』のスプリントで、終盤戦をたくさん対局しました。互角の終盤を迎えるという経験がそもそも少ない私...
2級への技法

棒銀の脅迫状

棒銀するぞ、と相手が見せてくると、私は「はい、分かりました! 矢倉に組んで構えます!」と、いそいそと陣形を整えます。できれば角の配置転換をして、完全に止められないかまで考え出します。いつのまにか、自分が当初やろうとしていた作戦、陣形のことな...
1級への技法

将棋ウォーズのスプリントで対局してみた、其の二

先月、『将棋ウォーズ』のスプリントで100局以上、戦ってみました。本当はそんなに対局する気はなかったのですが、スリリングな対戦が面白すぎて、自分でなかなか歯止めが掛けられませんでした。合宿のように、休みの2日間、戦い続けました。スプリントモ...
2級への技法

駒得より駒効率

最近の将棋で、駒損していたのに、なぜか戦いやすい、という対局がありました。こちらが読みを少し間違えて、銀損、桂損となっていましたが、その間に、他の駒たちがしっかり相手玉に向かって行っていました。自玉周りは堅く、そのまま攻めに専念。盤上にある...