1級への技法

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先手を握り続ける

最近の対局で意識しているのは、先手を握り続ける、あるいは、手番を渡さない、という指し方です。先手を握るというのは、自分の好きな手を指せる。対して相手は、こちらの指した手に対応する手、とりわけ受けの手しか指せない。そういう将棋の流れにあること...
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Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』

2024年7月に読んだ将棋の本は、Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』(マイナビ出版、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、2か月ほど前まで、対振り飛車が苦手でした。ある時、ネットでアマ高段者同士の戦いを観戦していた際、居飛車...
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長沼洋『「駒取り坊主」長沼の中・終盤で差をつける 力戦次の一手205』

2024年5月に読んでいる本は、長沼洋『「駒取り坊主」長沼の中・終盤で差をつける 力戦次の一手205』(マイナビ出版、2018年)です。本書は一年以上前から少しずつ読み進めています。実践からの出題で、かつ、「力戦」と称されているだけあって難...
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一手勝ちが理想

将棋というゲームは、一手勝ちが理想なのかもしれないと、最近時々思います。初期状態では、駒割も配置も同じ。つまり戦力がまったく同一。理論的には拮抗しているはずで、どちらかがポカをしなければ、良い勝負になるというのが道理のはず。なんのリスクも負...
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相手の仕掛けに乗る

将棋で攻めの姿勢を見せることは大事だと思いますが、私の場合、自分から仕掛けてゆくと、上手くゆかないケースも多いです。単に攻めが下手だとも言えますが、攻めが巧い人と比べると、なにか違いがあるような気がしています。最近、その違いの一つは、相手の...
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詰将棋と解答時間

詰将棋の本では、問題の難しさによって「1分で解けたら初段」といった風に設定されていることがあります。そのような指標はなにか役に立つのかな、単に棋力を測定するだけかなと、私は最初、思っていました。最近になって、ようやく私にもその意味が分かって...
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攻め合うしかない

最近、初段や1級、2級の方との対戦が増えました。相手から先に仕掛けられると、どうにも適当な受けが無い、という局面になることが多いです。やはり攻めが巧い。相手の攻撃を受け止めてから反撃しようとしても、そうする間もなく壊滅してしまいます。こちら...
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現局面と未来図

たとえば、序盤早々で角換わりが行われた将棋では、互いに角の打ち込みを警戒した駒組みがなされます。陣形が進んで整ってゆけば、その局面をどんなに眺めても、角を打つことは難しい。けれど、歩が一枚進んだり、銀の位置が変わったりすれば、角を打ち込む隙...
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石川泰『将棋 とっておきの速度計算 ー逆転負けを減らす5つのパターンー』

2023年12月に読んだ将棋本は、石川泰『将棋 とっておきの速度計算 ー逆転負けを減らす5つのパターンー』(マイナビ出版、2021年)です。気になるタイトルだったので、ずっと前から購入しようか迷っていました。最近、自分からも積極的に攻めるよ...