中盤

1級への技法

クセはなかなか直らない

町道場で、隣の席の感想戦が聞こえてきました。高段者同士の対局でした。勝った方が曰く、「あそこの局面、どうしてあの手を打ったの?」答えて曰く、「こう来ると思っていたんだよね。それで打ってみたんだけど、結果良くなかった。」返して曰く、「勝手読み...
3級への技法

端攻めと端破り

私は初級者の頃から、端攻めが苦手です。自分から端に仕掛けても上手くゆかないのに、なぜか相手は端を突破してくる。なので、できるだけ端が争点になるような戦いはしないでおこう、とこれまで戦ってきました。けれど苦手も1つ1つ克服していかないと将棋も...
13級への技法

相手の角筋は常に見よ

相手の角による飛車取りを食らってしまう将棋が3局も続きました。自分でもあきれるほどです。1つ目は、飛車が相手陣に成り込んで、相手の桂馬を奪ったぞと思ったら、そこには相手の筋違い角が効いていました。2つ目は、しばらく前に飛車先の歩を突き捨て、...
3級への技法

久々の14連敗

将棋ウォーズで久々に14連敗してしまいました。二度目の20連敗も見えて来ていたほど、最近はまったく勝てる気がしません。対戦は1日3局なので、5日ほど気持ちがもやもやしました。2級への昇級を逃した一戦からの連敗でした。なぜかその後、対戦相手は...
1級への技法

後で祟る

いつでも取れるからいいやと放っておいた駒が、後から手痛い一撃の足掛かりとなる対局が続きました。たとえば、相手が序盤早々に桂馬を跳ねて来る。とりあえず当たった駒を避けておく。桂馬は後で歩で取るぞと目論んで、他に緊急かつ必要と思われる手を指して...
1級への技法

中村太地『中村太地の角換わり 最先端への道案内』

2024年8月に読んでいる将棋の本は、中村太地『中村太地の角換わり 最先端への道案内』(マイナビ、2014年)です。角換わりで先後同型に近い局面になってしまうと、どう打開してよいか分からず、本書を読み始めました。ただ、本書は、私にとってはか...
5級への技法

浮き飛車をカモにされる

私は基本的に居飛車で戦います。最近、横歩取りやひねり飛車を機会があれば試しています。一歩得を狙ったり、相手の歩が伸びて来るのを牽制したりするためですが、どうも良くない。いや、それどころか悪い。当初の狙いを達成するどころか、かえって、飛車が捕...
3級への技法

将棋ウォーズで、4級から3級になった頃

私が将棋ウォーズで4級から3級になった頃、何に取り組んでいたかと思い返してみると、攻め方を身につけようとしていました。それまでの私は、自分の棋風は受け将棋だ、カウンター狙いでいい、と割りきって戦って来ました。どこからどう攻めてよいか、まった...
1級への技法

先手を握り続ける

最近の対局で意識しているのは、先手を握り続ける、あるいは、手番を渡さない、という指し方です。先手を握るというのは、自分の好きな手を指せる。対して相手は、こちらの指した手に対応する手、とりわけ受けの手しか指せない。そういう将棋の流れにあること...
3級への技法

勝手読み、読み抜け

最近の対局で、どうにもこうにも防ぎようがないと思えるのが、勝手読みと読み抜けです。勝手読みは、相手がいくつかある候補手のうち、次にこう指すだろうなと読んでいたところ、相手が別の手を指してくること。自分の目論見や願望が混じってしまい、正しく推...