中盤

3級への技法

大駒を追い込んでも、切られる

最近の対局で、相手の大駒を追い込んだところ、かえって、局面が悪くなってしまう対戦が続きました。相手の飛車や角を働かないようにする、追い返すようにするのは、悪いことではないはず。あわよくば捕獲してしまぞと圧力をかけるのも有効だと思います。ただ...
2級への技法

壮大な詰将棋

私は最近の対局で、中盤以降、これは壮大な詰将棋を解いているのだと思って、将棋を指すようにしています。というのも、対局した棋譜をAI解析してみたところ、十数手の詰み、二十数手の詰みというのがざらにあることに気づいたからでした。中盤以降、竜や馬...
13級への技法

竜と馬は追尾してくる

相手に竜や馬を作られると、局面はいよいよ厳しくなり、そう遠くないうちに自玉を詰まされてしまうことが多いです。どうしてそうなのかと改めて考えてみると、竜と馬は、その機動力を活かして、玉を追いかけてくるからです。もし相手が金銀だけで迫ってきても...
3級への技法

桂馬が跳ねて来たら

桂馬が跳ねて前進すると、攻めに厚みが出てきます。私は初心者の頃、桂馬が狙われたら嫌だなと思い、あまり跳ねずにいましたが、今では逆に、積極的に桂馬を跳ねるようになりました。桂馬が使えない方が困ると思うほどです。ただ最近になって、桂馬が跳ねる事...
3級への技法

打つ手が見つからない中盤の入り口

基本的な駒組みが進んだ後、中盤の入り口で、打つ手が見つからない時は大いにあると思います。相手陣に隙がなく、どこからどう攻めてよいか分からない、といった状況です。こういう局面で、ちょっと前までの私は、ここなら何とかなるかもしれないなという筋を...
13級への技法

西山朋佳 『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』

2024年6月に読んでいる棋書は、西山朋佳『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』(マイナビ出版、2022年)です。初心者の頃に一度読了していますが、再読です。本書は、私が一番最初に購入した棋書と言えるかもしれません。まえがきに「この本はAIの評価...
5級への技法

駒損しながらの攻めは、いつか途切れる

相手玉に迫ってゆく時でさえ、こちらが駒損しながら攻め立ててゆくのは避けた方がよい。その当たり前のことに最近より気を付けるようにして、いくらか勝率が上がってきました。将棋で、形勢を損ねる悪手の代表と言えば、駒損。将棋は限られた駒数の中で戦いま...
5級への技法

差出しの駒、呼び込みの取り

将棋で受けに回っている時に、やってはいけない手は「差出しの駒」と「呼び込みの取り」だと思います。こういう表現が一般的かどうかは分かりませんが、次のような手です。差出しの駒は、相手の攻撃を防ぐために、歩以外の駒を壁にすること。もちろん、その駒...
13級への技法

龍王の成り込みを甘く見るな

最近、棋譜解析していて最も驚いたことは、相手が飛車を成り込んで来て龍王を作ったところ、評価値がプラス4000点以上されていたことです。その直前まで、こちらが優勢で攻め立てていました。評価値で700点ほどです。相手の龍成りを防ぐか、攻め合うか...
2級への技法

リスクを天秤にかける

最近の対局では、ここが勝負の分かれ目かなと思うところが、以前よりも少し早くなりました。かつては中盤の後半で考え出すならば、最近は中盤の前半で考え出している気がしています。形勢に優劣がいくらかつき始めた時点で考え出すのか、その小さな差さえもま...