中盤

5級への技法

浮き飛車をカモにされる

私は基本的に居飛車で戦います。最近、横歩取りやひねり飛車を機会があれば試しています。一歩得を狙ったり、相手の歩が伸びて来るのを牽制したりするためですが、どうも良くない。いや、それどころか悪い。当初の狙いを達成するどころか、かえって、飛車が捕...
3級への技法

将棋ウォーズで、4級から3級になった頃

私が将棋ウォーズで4級から3級になった頃、何に取り組んでいたかと思い返してみると、攻め方を身につけようとしていました。それまでの私は、自分の棋風は受け将棋だ、カウンター狙いでいい、と割りきって戦って来ました。どこからどう攻めてよいか、まった...
1級への技法

先手を握り続ける

最近の対局で意識しているのは、先手を握り続ける、あるいは、手番を渡さない、という指し方です。先手を握るというのは、自分の好きな手を指せる。対して相手は、こちらの指した手に対応する手、とりわけ受けの手しか指せない。そういう将棋の流れにあること...
3級への技法

勝手読み、読み抜け

最近の対局で、どうにもこうにも防ぎようがないと思えるのが、勝手読みと読み抜けです。勝手読みは、相手がいくつかある候補手のうち、次にこう指すだろうなと読んでいたところ、相手が別の手を指してくること。自分の目論見や願望が混じってしまい、正しく推...
3級への技法

自陣を突破されないようにぎりぎりまで守り抜くという矛盾

最近、棋譜を解析していて、身に染みて思うことは、ここで攻めに転じていれば、まだまだ分からない勝負だったかもしれないなという事です。私はもともと受けの棋風が強く、攻めか受けかの選択肢がある場合や、どの手が有力かよく分からない局面、あるいは、も...
5級への技法

桂馬の受けは一度だけ

私にとって最近、一番苦手としている相手の戦型は、右四間飛車です。右四間飛車は、飛角銀桂が4筋にむかって集中して殺到して来る理想的な攻めの一つだと思います。どうして上手く受け凌げないのかなと反省してみたところ、理由の一つには、桂馬での防御をあ...
1級への技法

Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』

2024年7月に読んだ将棋の本は、Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』(マイナビ出版、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、2か月ほど前まで、対振り飛車が苦手でした。ある時、ネットでアマ高段者同士の戦いを観戦していた際、居飛車...
3級への技法

大駒を追い込んでも、切られる

最近の対局で、相手の大駒を追い込んだところ、かえって、局面が悪くなってしまう対戦が続きました。相手の飛車や角を働かないようにする、追い返すようにするのは、悪いことではないはず。あわよくば捕獲してしまぞと圧力をかけるのも有効だと思います。ただ...
2級への技法

壮大な詰将棋

私は最近の対局で、中盤以降、これは壮大な詰将棋を解いているのだと思って、将棋を指すようにしています。というのも、対局した棋譜をAI解析してみたところ、十数手の詰み、二十数手の詰みというのがざらにあることに気づいたからでした。中盤以降、竜や馬...
13級への技法

竜と馬は追尾してくる

相手に竜や馬を作られると、局面はいよいよ厳しくなり、そう遠くないうちに自玉を詰まされてしまうことが多いです。どうしてそうなのかと改めて考えてみると、竜と馬は、その機動力を活かして、玉を追いかけてくるからです。もし相手が金銀だけで迫ってきても...