中盤

3級への技法

自陣を突破されないようにぎりぎりまで守り抜くという矛盾

最近、棋譜を解析していて、身に染みて思うことは、ここで攻めに転じていれば、まだまだ分からない勝負だったかもしれないなという事です。私はもともと受けの棋風が強く、攻めか受けかの選択肢がある場合や、どの手が有力かよく分からない局面、あるいは、も...
5級への技法

桂馬の受けは一度だけ

私にとって最近、一番苦手としている相手の戦型は、右四間飛車です。右四間飛車は、飛角銀桂が4筋にむかって集中して殺到して来る理想的な攻めの一つだと思います。どうして上手く受け凌げないのかなと反省してみたところ、理由の一つには、桂馬での防御をあ...
1級への技法

Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』

2024年7月に読んだ将棋の本は、Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』(マイナビ出版、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、2か月ほど前まで、対振り飛車が苦手でした。ある時、ネットでアマ高段者同士の戦いを観戦していた際、居飛車...
3級への技法

大駒を追い込んでも、切られる

最近の対局で、相手の大駒を追い込んだところ、かえって、局面が悪くなってしまう対戦が続きました。相手の飛車や角を働かないようにする、追い返すようにするのは、悪いことではないはず。あわよくば捕獲してしまぞと圧力をかけるのも有効だと思います。ただ...
2級への技法

壮大な詰将棋

私は最近の対局で、中盤以降、これは壮大な詰将棋を解いているのだと思って、将棋を指すようにしています。というのも、対局した棋譜をAI解析してみたところ、十数手の詰み、二十数手の詰みというのがざらにあることに気づいたからでした。中盤以降、竜や馬...
13級への技法

竜と馬は追尾してくる

相手に竜や馬を作られると、局面はいよいよ厳しくなり、そう遠くないうちに自玉を詰まされてしまうことが多いです。どうしてそうなのかと改めて考えてみると、竜と馬は、その機動力を活かして、玉を追いかけてくるからです。もし相手が金銀だけで迫ってきても...
3級への技法

桂馬が跳ねて来たら

桂馬が跳ねて前進すると、攻めに厚みが出てきます。私は初心者の頃、桂馬が狙われたら嫌だなと思い、あまり跳ねずにいましたが、今では逆に、積極的に桂馬を跳ねるようになりました。桂馬が使えない方が困ると思うほどです。ただ最近になって、桂馬が跳ねる事...
3級への技法

打つ手が見つからない中盤の入り口

基本的な駒組みが進んだ後、中盤の入り口で、打つ手が見つからない時は大いにあると思います。相手陣に隙がなく、どこからどう攻めてよいか分からない、といった状況です。こういう局面で、ちょっと前までの私は、ここなら何とかなるかもしれないなという筋を...
13級への技法

西山朋佳 『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』

2024年6月に読んでいる棋書は、西山朋佳『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』(マイナビ出版、2022年)です。初心者の頃に一度読了していますが、再読です。本書は、私が一番最初に購入した棋書と言えるかもしれません。まえがきに「この本はAIの評価...
5級への技法

駒損しながらの攻めは、いつか途切れる

相手玉に迫ってゆく時でさえ、こちらが駒損しながら攻め立ててゆくのは避けた方がよい。その当たり前のことに最近より気を付けるようにして、いくらか勝率が上がってきました。将棋で、形勢を損ねる悪手の代表と言えば、駒損。将棋は限られた駒数の中で戦いま...