2025年2月に読んでいる将棋の本は、中川大輔『右四間で攻めつぶす本』(浅川書房、2006年)です。
本書は、最強将棋21シリーズのうちの一冊で、次の一手形式により戦法・定跡を学ぶスタイル。これは他のシリーズ同様に、とても分かりやすい構成だなと思います。
対四間飛車と対矢倉を主に扱っていますので、右四間飛車について深く広く学びたいという人には少し物足りないのかもしれません。
私が本書を手にとったのは、右四間飛車対策と四間飛車対策の両方を学びたかったからです。
相手が右四間飛車を採用して来ると、私は攻めつぶされる事が少なくない。そのため、まず敵を知るのが大事と思いました。本書の通りに進行するならば、たしかに右四間飛車は破壊力バツグン。そして、完全に止める手立ても、それほどあるわけではありません。やはり多少の傷を負う覚悟で、攻め合うしかない、というのが私の暫定的な結論でしたが、本書でそれを強く認識しました。もしくは、右四間飛車に組まれる前に、先にこちらから仕掛けるか。
四間飛車対策としては、右桂の2五への跳ねによって、相手の3三にいる角を負担にさせる、というのが骨子のようです。これは、へなちょこ急戦とも共通する考え方だなと思いました。桂損するかもしれないが、総合的には局面を良くする。右四間飛車ではとりわけ、相手陣を瓦解させるまで攻めをつなぎ続けるのが大事のようです。
一七に桂馬を跳ねる手順も記載されています。端攻めに逆用されるのではないかと思いましたが、巧い手順での反撃も紹介してくれていました。これは知らなかった手筋で大いに参考になりました。
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