町道場で「角道を開けよ」と教わりました。
その教えにしたがったところ、将棋の棋力・勝率が少し上がったなと思います。
だから私も、初心者にこそ、角道を通すことを、おすすめしたいです。
角落ちに等しい
町道場の常連さんがおっしゃるには、角道が閉じたままでは、角が利いていない。
角行という強力な駒を使わないのは、もったいない。角落ちで戦っているのに等しい。
角筋へ、にらみを利かすだけで、相手の駒打ちに影響を与えられる。
なるほどなと思いました。
相手の6四角とか、居飛車の私はすごく嫌。
角道と角交換
とは言っても、私も角道を開けるのは好きじゃなかったです。
どうしてかというと、序盤の角交換はしたくない。絶対に嫌。相手が、手駒になった角を、いつ我が陣地に打ち込んでくるかと、びくびくしながら戦うのは嫌なんです。きっと初心者にありがちな心境だと思います。
けれど、同等以上の相手に、角を使わず、勝てっこないのも道理です。
だから思いきって角道開けて、角交換も受けて立つの気持ちで戦う。
相手も角交換が嫌だったら、向うから角道を閉ざしてくれる。だいたい半分以上は閉ざしてくる。
角交換になったら、それはそれで一局。
あるいは、角を8八から他に移して、にらみを利かす。特に飛車や王に対して。
角交換は拒んでもよいが、角を使うことは忘れない。
そうして戦ったら、なんだか少し強くなった気がします。
「角道」「居角」
私は最初、「角道」をなんと読むのか分からなくて、「かくどう」だと将棋始めて半年ほどは思っていました。NHKの将棋講座で「かくみち」と言っているのを聞いて分かりました。「かくどう」の方が、武道(ぶどう)のように、重々しくて好きな響きだと、それからもしばらくは思っていました。
「居飛車」という言葉があるなら、「居角」という言葉もあるのかなと思ったら、ありました。
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