8級への技法

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初手7六歩

私は居飛車なので、これまでずっと、初手2六歩としてきました(後手番なら8四歩)。まず飛車先の歩を1マス進めるという指し方は、なんとなく居飛車にとってのプライドのような気がしていました。ですが、初段を目指す戦いの中で、この初手2六歩にこだわる...
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矢倉と彼我の視点

居飛車の基本的な囲いの1つ「矢倉」。私も採用することが多い囲いですが、疑問点も持っています。それは、相手が居飛車で居角だったら、その2つの効きのライン上に自玉が入ってしまっているではないか、ということです。そんな危ないマスに玉を置くだなんて...
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舟囲いと進展性

私は、相手の中飛車が嫌いです。飛車も銀も角も桂馬も5筋に絞って向かって来る。そんな厚みのある攻めをどうやって受けたらよいのか、受けきれるのか、よく分かりません。たびたび、初っ端から、あれよあれよと中央突破され、負かされてしまいます。私は、囲...
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大平武洋『これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ』

2023年11月に読んでいる本は、大平武洋『これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ』(マイナビ出版、2018年)です。自分の対局を見直していて、序盤からダメにする、上手くゆかないのが課題だなと思って読み始めました。初級者、級位者向けの本です...
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どうやって攻めたらよいか、其の三

将棋の初心者を脱してきた私でしたが、依然として、どうやって攻めたらよいのか悩み続けていました。最初に思いついた攻めの方針は「相手玉を直接ねらう」「龍を作る」「相手飛車をねらう」の3つです。次に考えた攻めの方針は「駒得をめざす」「歩を捨てる」...
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玉の固さと戦力二乗の法則

将棋で「玉の守りは、金銀3枚」とよく言われます。また、戦力は兵数の二乗に比例する、と言われることがあります。この2つの格言を合わせて、玉の固さを考えてみたいと思います。1枚はがされると防御力半減玉金銀の連結の仕方にもよるとは思いますが、玉の...
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びゅんびゅん角

将棋で、攻めに使いやすい駒と言えば、飛車と銀だと思いますが、角も使えるようになると、棋風に躍動感が出るように感じています。斜めの機動力角行は、とても強力な駒ですが、飛車と比べると一段下に見られます。実際そういう面があると思います。斜めだけに...
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寄せるに桂馬が足りない

桂馬は、不思議な駒です。自分自身を守る力は全くないのに、攻撃の起点にも、守りの切り札にもなる。それでいて金銀よりは大事にされず、合駒によく用いられ、まったく動かさないまま終局をむかえたりもする。持ち駒に桂馬が欲しい町道場で6枚駒落ちの指導対...
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やっぱり囲うことにした訳

私は将棋を覚えたてからずっと玉を囲うことはしてこなかったのですが、さらに強くなるためには、やっぱり囲うのが必要だなと思うようになりました。玉を囲わなかった訳私が玉を囲ってこなかった理由は、主に次の3つです。どんな囲いも完璧ではない。1度崩さ...
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角道を開けよ

町道場で「角道を開けよ」と教わりました。その教えにしたがったところ、将棋の棋力・勝率が少し上がったなと思います。だから私も、初心者にこそ、角道を通すことを、おすすめしたいです。角落ちに等しい町道場の常連さんがおっしゃるには、角道が閉じたまま...