将棋の本を読んだり、動画を見たりしていると、気になる攻め方が出てきます。
それを対局中にさっそく試してみようとしますが、最初は上手くゆかない。ああでもない、こうでもない、と色々と試すうちに、いくらかはコツはつかめてきます。
ただ、その間に、将棋が雑になる傾向がある、と分かりました。実戦の中で慣れていない指し方を試すと、それが試さないつもりの将棋でも現れてしまう。新しい手筋を試しているだけだ、失敗してもいい、負けてもしょうがない、といった心の油断が、指し手の中に染み込んで来てしまうようです。せっかく調子の良かったリズムも乱れてしまう。
対局は、対局の場。真剣勝負で臨むべき。対局中でも悩んで、いろいろな手立てを考えることはありますが、それはその局面を必死なって見ているからで、お試しの心づもりなどありません。
もし新しい攻め方を試してみたいならば、事前の勉強として、将棋AIを相手に駒を動かしてみれば十分なはずです。指し手の良し悪しも、別の手立ても教えてくれるはずです。対局中の緊張感は無いかもしれませんが、真剣に向き合えば、きっと力が身に付くはずです。