3級への技法

3級への技法

仕掛けが発動できない時

最近、得意な仕掛けが、私の中でも少しずつできてきました。それと同時に、その仕掛けをそもそも発動的ない時に、どうしたらよいか迷う、という新しい悩みも出てきています。たとえば、桂馬を使う手筋なのに、歩突きがしにくく、桂馬を進出できないといったケ...
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あらきっぺ『現代振り飛車の絶望、そして希望』

2023年12月に読んだ本は、あらきっぺ『現代振り飛車の絶望、そして希望』(マイナビ出版、2023年)です。あらきっぺさんの4作目です。前3作も私は読んでいて、すっかりファンになっています。絶対読みたくなるなあのタイトルに、まずやられてしま...
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攻めのギアチェンジ

最近の私は、攻め将棋に励んでいます。攻めの流れは、大きく次の6段階があるように思っています。(1)仕掛ける箇所を探る段階(2)相手の陣形を乱す段階(3)拠点や成駒を作る段階(4)駒得を目指す段階(5)相手の囲いを崩す段階(6)相手玉を寄せる...
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詰将棋的な思考

最近の対局で、相手玉を寄せにゆくとき、銀のタダ捨てをしました。局面と、自分の持ち駒と、相手の持ち駒とを確認したのは一瞬だけ。思わずそう指してしまったのですが、それが最善だったようです。自分でもびっくりです。私は最初、詰将棋はパズルのようで好...
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持久戦か、急戦か

将棋の戦い方を解説したり分類したりする時に、持久戦か急戦かを区別する意味を、私はよく分かっていませんでした。そもそも持久戦と急戦を区別する指標もよく分かりませんでした。けれど、最近、序盤強化の勉強を進めるうちに、たとえ、序盤であっても何気な...
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どこが筋か

町道場の指導対局や高段者の解説では、「ここが筋だよね」「急所はそこ」「一目、歩を叩きたい」といったセリフがぽんっと出てきます。その方向で指し進めてゆくと、たしかに局面が優勢になったり、相手の陣形を崩すきっかけになったりしているのです。私のよ...
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攻めた方が勝ちやすいは本当か

最近の私は、守りの将棋から、攻めの将棋に転換してみました。駒組みが完了したら、できるだけ自分から仕掛けてみています。将棋は、攻めた方が勝ちやすいと聞きますが、それは本当でしょうか。私の場合、自分より強い人、2つほど級位が上の方との対戦で、現...
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バラすか悩む

将棋の町道場で指導対局しているときに、「ここはバラしておいた方がよかったね」と言われ、最初はなんのことかよく分かりませんでした。「バラす」という用語は、平たく言うと、にらみ合っている駒同士をどんどんぶつけ合って、取り合うことだと思います。結...
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仕掛けのパターンを持つ

最近、攻め将棋に励んでいますが、ほとんど上手くゆきません。どうして上手くゆかないかというと、自分なりに試しているからだ、と、ある時ふいに気づきました。級位者が考えた攻めなど、早々上手くゆかないし、戦果も大したことはないのです。定跡書や戦法書...
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さりげなく歩を突き捨てておく

自分から攻めていって、後からしばしば思うのは、この筋の歩を突き捨てておくべきだった、ということです。垂れ歩や、たたきの歩をしたいのに、二歩になってしまうのでできない。そこで攻めが途切れてしまったり、代わりに中駒・大駒を投入したりで、攻撃が大...