5級への技法

千日手も辞さない

最近の対局で、堅固な囲いを維持したまま、まったく攻めてこうようとせず、飛車の行って戻ってを何回も繰り返す相手と戦いました。あまり良い筋の攻めが見つからず、致し方なく、こちらの複数の歩を伸ばしていって、圧迫する作戦に出ました。複数の歩が伸びき...
2級への技法

苦手の戦型を知る

最近すこしスランプ気味で、ぜんぜん勝てなくなりました。そこで対戦相手の傾向を調べてみたところ、その結果に愕然としました。私は居飛車なのですが、対居飛車:4勝4敗対振り飛車:12敗となっていました。自分でも、振り飛車に対してなんとなく戦いにく...
3級への技法

斎藤慎太郎『常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編』

2024年3月に読んでいる将棋本は、斎藤慎太郎『常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編』(マイナビ出版、2017年)です。昨年冬から少しずつ読み進めています。読んでは実践で試し、また読み直しをしています。私は居飛車で、相手の振り飛車に苦手...
2級への技法

必至より王手

最近の対局で、必至をかけたところから、逆王手をくらい続けて負けた対局がありました。安全に勝とうという気はなかったのですが、王手王手で迫る詰みまで読み切れなかったので、必至をかけました。相手はそれが必至だと分かったらしく、数十秒間考えた後、こ...
2級への技法

プランB、プラン2

将棋の攻め方について最近、重点的に勉強しています。最初は1つの戦法を覚えて戦っていましたが、それが上手くゆかない対局も多い。そこで、さらに2つ3つの戦法を覚えて、局面に応じて使い分けるようにしています。つまりプランBを持つ。たとえば、棒銀で...
記録

2024年3月の棋力:3級

将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2024年3月は3級です。先月の振り返り3級へ昇級することができました。上旬に昇級のチャンスを一度逃した後、中旬に再挑戦...
2級への技法

今すぐ打つべき手なのか

打とうと思う手が、今すぐ打つべき手なのか、よく考えなさい、と町道場で指摘されました。それはつまり、より優先度の高い手があるのではないか、より厳しい手があるのではないか、という視点を絶えずもつ、ということだと思います。一見したところ自然に見え...
1級への技法

攻め合うしかない

最近、初段や1級、2級の方との対戦が増えました。相手から先に仕掛けられると、どうにも適当な受けが無い、という局面になることが多いです。やはり攻めが巧い。相手の攻撃を受け止めてから反撃しようとしても、そうする間もなく壊滅してしまいます。こちら...
1級への技法

現局面と未来図

たとえば、序盤早々で角換わりが行われた将棋では、互いに角の打ち込みを警戒した駒組みがなされます。陣形が進んで整ってゆけば、その局面をどんなに眺めても、角を打つことは難しい。けれど、歩が一枚進んだり、銀の位置が変わったりすれば、角を打ち込む隙...
2級への技法

感覚を研ぎ澄ましてゆく

将棋の初心者だった頃は、毎日のように、新しい技や駒の使い方の発見がありました。いくらか上達した最近では、具体的な手筋を覚えるということは減りました。それよりは、戦いの中での感覚、気配、呼吸、間合い、嗅覚、視点、大局観、勝負勘、バランス、タイ...