香車は不動でちょうどいい

8級への技法

将棋の駒で、もっとも動かす回数が少ないのは、香車だと思います。4つの香車が1マスも動かず終局を迎えることもしばしばです。

私は端攻めが苦手です。相手の端攻めはなぜか上手くゆくのに、自分からの端攻めはとんと成功しない。そんなイメージがあります。

駒組みが完了して、もうどの駒も自分からは動かしたくないといった時は、香車を1マス上げて端攻めを匂わせたりしますが、実際に端から攻め始めたりはしません。匂わせておいてなんですが、逆に端争いが始まらないでくれと願うほどです。

棒銀の攻防で、香車が交換になったりします。持駒となった香車を使い、一時的に駒得できたりしますが、今度はこちらが香車をぶつけられ、乱戦になることも少なくない。

とにかく私にとって、端攻めと香車は、揉め事の種のようなものです。香車が関わらずに対局が進んでくれた方がほっとします。

きっと私は、端攻めや香車の使い方が上手くないのだと思います。香車は、直進性では飛車に匹敵する特性を持ちながらも、その良さを私はまったく理解していないのかもしれません。今のところ分かっているのは、香車で直接、相手の駒を取るより、香車の先に歩や他の駒を伸ばしてゆくのがよい、ということぐらいです。香車自体で駒を取りにいっても、相手にその香車が渡り、今度はこちらが逆襲をくらってしまうことが少なくないからです。

将棋でさらに強くなるためには、端攻めや香車にも通じておきたいな、と少し反省しています。

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端攻めと端破り

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