2023年11月に読んだ本は、飯島篤也『指導のプロが教える 級位者のための将棋上達法』(マイナビ出版、2022年)です。
将棋の初心者・級位者にとって、初段は1つの目標だと思います。私にとってもそうです。なので、上達法とか勉強法とかのタイトルの付いている棋書は、ついつい手に取りたくなります。本書もそんな動機で手にした一冊です。
著者は、指導棋士として有名な方だそうです。本書は、どちらかと言うと将棋概論のような内容です。序盤・中盤・終盤のポイントを幅広く扱っています。どんな上達方法が良いか、効率の良い勉強法はなにか等について重点的に書いてあったわけではなかったので、成長方法について期待して読んだ私にとっては、少し残念でした。けれど、指導の中からの実践例を挙げつつ、雑談もありつつなので、楽しく読めました。
すでにこの手の棋書を読んだ人、5級以上の人にとっては、少々物足りないかもしれませんが、最初に読む1冊としてはありだと思います。