終盤

5級への技法

詰みがあるか分からなければ、まず王手で迫ってみる

将棋の最終盤。こちらが勝勢で、なんとなく詰みがありそうと思える。ただ、時間がない。ぱっと見、分からない。どうしよう。王手で迫っても相手に駒を渡すことになるな。カウンターが怖い。必至をかけるべきか。この場合の必至はどうすればかかるのか。退路を...
1級への技法

折田翔吾『鬼の終盤力 ~AIから学ぶ寄せと凌ぎの技術~』

2024年11月に読んでいる将棋の本は、折田翔吾『鬼の終盤力 ~AIから学ぶ寄せと凌ぎの技術~』(マイナビ出版、2024年)です。棋書のタイトルに、「鬼」と「AI」が入っていると気になって仕方ありません。本書もそんな一冊です。しかも終盤とは...
13級への技法

手が震えて負ける

将棋ウォーズのあるあるだと思いますが、タップミスで負けました。お互いに攻め合う良い勝負で、時間も残りわずか。どちらが先に詰ますかの局面まで進み、最後に私の方が抜き出て、あとは頭金を打つばかり。数秒、心を落ち着かせもしました。しかし、そこで手...
1級への技法

穴熊と攻めの速さ

私は以前、自陣をバランス型に構えることが多かったのですが、最近は、堅い囲いの方が好みになってきました。それならば、やはりいよいよ穴熊か、と渋々取り組むことにしました。実は穴熊、私にとって鬼門。穴熊に組む前に、半端な陣形を急戦で攻めつぶされる...
5級への技法

寄せの飛車は、1段目か、2段目か

相手玉を寄せてゆく際に、もし飛車を打ち込めるとしたら、1段目か、2段目か、どちらが良いでしょうか。1段目ですと、相手の桂香を拾うチャンスがある。けれど、底歩を打たれると、飛車の横効きが止まる。2段目は、相手玉が位置している時が多く、飛車の横...
2級への技法

桂馬は迂闊に渡せない

将棋の終盤で、相手の囲いを崩してゆく際に、相手の金銀に、こちらは桂馬や香車をぶつけてゆくことがあります。金銀を当てていっても、取って取られて囲いが再生されるだけなので、代わりの駒という訳です。相手の守りに金銀が尽きれば、詰みまでもう少しにな...
3級への技法

王手を掛けて、駒を使わせる

終盤戦の入り口の棋譜解析をしていた際に、将棋AIが、飛車や角で、相手玉に王手を掛けられるなら掛けろ、と示すことに度々出くわします。私には、王手をかけたってすぐに防がれたりするだけなので、一手無駄じゃないか、と見えます。ただ、その後の順を追っ...
2級への技法

二手スキは凄い

最近、相手と切り合う終盤を迎える将棋が増えてきました。どちらも竜や馬を作っていて、囲いが半崩れな状況です。こうなると、どちらが効果的で速く相手玉を詰ませられるかの勝負になります。この時に、自玉にどれだけの余裕があるか。自陣を顧みず、攻めに専...
5級への技法

及川拓馬『最強の終盤 詰みと寄せの最重要手筋104』

2024年10月に読んでいる将棋本は、及川拓馬『最強の終盤 詰みと寄せの最重要手筋104』(マイナビ出版、2017年)です。私に足りない終盤力を強化するために本書を購入しました。他の詰将棋本も解いているのですが、私には難易度がやや高いです。...
2級への技法

踏み込め、受けるな

将棋の終盤では、踏み込め、受けるな。この言葉をしばらくの間、自分の中で格言にして戦ってゆきたいです。最近の対局で、どちらが勝ってもおかしくない終盤を迎えていましたが、そこで私は受けの手を選びました。一応しっかり読みを入れて、相手玉にまだ詰め...