2024年10月に取り組んでいる棋書は、週刊将棋(編)『将棋・ひと目の端攻め』(毎日コミュニケーションズ、2008年)です。
私は、端攻めが苦手でしたが、それではいけないと数カ月に思い、本書を手に取りました。平均すると毎日3問くらいずつ解いています。私のような端攻め初心者でも分かるような簡単な問題から、応用問題、相手玉を詰ます問題まで掲載されています。端攻めについて集中的に学びたいという方にとっては、基本となる一冊だと思います。
アマ高段者さんのYouTube対局動画を見ていると、戦いの最中に、ふいに端歩を突き捨てたりしているのを、以前から気になって見ていました。相手も手抜いて単に突いただけで終局することもあれば、その端攻めが活きて勝利につながるケース、攻めの最中に一歩欲しい時に補充するケース等もあります。
私も本書を半分くらい読んだ辺りから、そんな端攻めを中盤や終盤でも繰り出してみることにしました。本書での勉強が活きて、逆転勝ちを拾ったこともあります。持ち駒に歩と桂馬と香車、できれば角があれば、端攻めは意外と手になるものだなと実感しました。
相手がガチガチの美濃囲いに組んでいると、以前は、崩すのは大変、攻め合いで負けてしまうと絶望していましたが、今は切り替えて、端攻めなら行けるかなと視野が広くもなりました。
こういう練習本は3回以上は繰り返さないと、私は身につかないので、これで分かった気にならず、地道に解き続けたいと思います。
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