本当に相手の手を読んでいるのか

中盤

高段者との対局が増えてゆくなかで、何もできず完封されて負けることが続きました。こちらは大きなミスはしていないのに、なぜこんな負け方をするのだろうかと考える日々です。

私の方が何もできずにいるということは、相手の方は私の手を封じにきている。仕掛けをそもそも発動させないようにしてきている。相手の方は、私の手を見て、私が何を考えているのか、何を狙っているのか、序盤早々からちゃんと向き合って考えている。向き合った上で、封じておいた方がよいと考えて、封じに来ている。無視できるようならば、自分の駒組みを進行させている。

そういうことなんだろうと推測しています。

対して、私が相手の手を読む時、私の手に対して、相手がどう応じて来るか。そういう読み方をすることが多いのではないかと振り返っています。

私の進めた駒に対して、相手がどう反応してくるか。受けなかったら、さらにどう進行させるか。

ぶつけたこちらの駒を、相手は取るか取らないか。取ったらどうなるか。数手進んでどうなるか。

単に自分の指したい手の順を追っているだけとも言えます。別に相手が誰であろうと、相手の手が何であろうと、関係がない読み進め方です。

私は、本当に相手の手を読んでいるのか。

理詰めで指し手を考えているだけで、相手が何を考えているか向き合っているのか。

そう反省して、相手の一手一手の意味を考えるように最近心がけています。

具体的な駒の配置や手の進み方がどうこうではなく、相手が玉を堅くしようとしているのか、急戦を持ち掛けようとしているのか。揺さぶりをかけにきているのか、何か技を狙っているのか。攻めあぐねているのか、手待ちをしているのか。そういった相手の手の未来の方向性をくみ取るようにするのです。

それでもまだまだ自分勝手な読み進め方は抜けませんが、以前よりはいくらか相手の意図や思惑が見えるになって来た気がします。

相手の駒の進め方があって、それに対して私がどう駒組みを進めてゆくか。

けれど、決して受動的ではなく、相手の企図を踏まえた上での、私の手の取捨選択。

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