終盤

2級への技法

十数手の詰み

実戦の中では、十数手の詰みは頻繁にあるものだ、と最近気づきました。少し前に棋譜解析に『水匠』を導入したところ、十数手の詰みが、一局の中でお互いに2回ほど発生していることが多々ありました。私の場合、対戦相手は2級前後の方が多いです。さすがに7...
1級への技法

一手勝ちが理想

将棋というゲームは、一手勝ちが理想なのかもしれないと、最近時々思います。初期状態では、駒割も配置も同じ。つまり戦力がまったく同一。理論的には拮抗しているはずで、どちらかがポカをしなければ、良い勝負になるというのが道理のはず。なんのリスクも負...
8級への技法

相手玉はとにかく上部に逃がさない

相手玉を寄せる際には、とにかく上部に逃がさない。基本中の基本だと思います。相手玉が一度上部に逃げてしまうと、駒が何枚あっても足りない、という事態になりかねません。あらかじめ上部脱出を防ぐ駒を1つでも投入しておけば、後々が楽になるケースが多い...
1級への技法

詰将棋と解答時間

詰将棋の本では、問題の難しさによって「1分で解けたら初段」といった風に設定されていることがあります。そのような指標はなにか役に立つのかな、単に棋力を測定するだけかなと、私は最初、思っていました。最近になって、ようやく私にもその意味が分かって...
2級への技法

必至より王手

最近の対局で、必至をかけたところから、逆王手をくらい続けて負けた対局がありました。安全に勝とうという気はなかったのですが、王手王手で迫る詰みまで読み切れなかったので、必至をかけました。相手はそれが必至だと分かったらしく、数十秒間考えた後、こ...
2級への技法

バラすと裸の王様

相手の囲いを崩してゆくなかで、駒と駒をぶつけ合ってバラすかどうか、私は以前から悩んでいました。攻めの棋風を伸ばしてゆくなかで、そんなシーンに出会うことも多くなりました。いまだに踏み込めず、バラさずに別の手を選ぶことが多いです。特にこちらの竜...
1級への技法

石川泰『将棋 とっておきの速度計算 ー逆転負けを減らす5つのパターンー』

2023年12月に読んだ将棋本は、石川泰『将棋 とっておきの速度計算 ー逆転負けを減らす5つのパターンー』(マイナビ出版、2021年)です。気になるタイトルだったので、ずっと前から購入しようか迷っていました。最近、自分からも積極的に攻めるよ...
5級への技法

馬の三角射程

馬は、強力な駒ですが、竜と比べると使いづらい印象があります。私も、自分から寄せる時も、あるいは、相手から寄せられる時も、竜の方が強力だと感じます。対局の中では、飛車を切って角行を手に入れることがあります。相手はまさか交換はしてこないだろうと...
5級への技法

玉の早逃げか、守備駒を足すか

将棋の終盤で、相手から追い詰められている際に、玉の早逃げをするべきか、守備駒を足して凌ぐべきか、私はいつも悩みます。迷った末に、どちらも指さず、攻めの一手を選択する場合もあります。大丈夫かなの読みと感覚でそうしますが、この場合、たいてい却っ...
3級への技法

詰将棋的な思考

最近の対局で、相手玉を寄せにゆくとき、銀のタダ捨てをしました。局面と、自分の持ち駒と、相手の持ち駒とを確認したのは一瞬だけ。思わずそう指してしまったのですが、それが最善だったようです。自分でもびっくりです。私は最初、詰将棋はパズルのようで好...