中盤

2級への技法

感覚を研ぎ澄ましてゆく

将棋の初心者だった頃は、毎日のように、新しい技や駒の使い方の発見がありました。いくらか上達した最近では、具体的な手筋を覚えるということは減りました。それよりは、戦いの中での感覚、気配、呼吸、間合い、嗅覚、視点、大局観、勝負勘、バランス、タイ...
3級への技法

手詰まりなら囲いを強化する

将棋の中盤の入り口で、どうにも良い手が浮かばない、どこから攻めてよいのか分からない、という局面は少なくと思います。そういう場合、イマイチの手段で攻め立てるよりは、自玉をより強固に囲うことを目指す方が良い、と最近思うようになりました。穴熊や銀...
5級への技法

攻め気が7割

私の棋風はもともと、守りがちでした。最近、自分から攻める割合も増やしてみたのですが、周りから見ると、どうもまだまだのようです。町道場でも、受けに回ることが多い、もう少し攻めた方がよい、と指導を受けました。将棋において、攻めの姿勢は何割くらい...
8級への技法

神崎健二『格言・用語で覚える 居飛車の基本手筋』

2024年2月に読んでいる将棋本は、神崎健二『格言・用語で覚える 居飛車の基本手筋』(マイナビ出版、2016年)です。攻めの技術をアップさせたいと、最近は、戦法書や手筋本を中心に読んでいます。私には、基本と名のつくところからで良いと思って読...
5級への技法

と金は、1つで十分

私が将棋の超初心者だった頃の対局で思い出深いのは、と金を5つも作ったのに逆転負けしたことです。こちらが敵陣を突破し、優勢となりました。けれど、相手が矢倉模様でがちがちに固めていました。相手の金銀にこちらの金銀をぶつけても、取って取り合って、...
3級への技法

仕掛けに名前が欲しい

最近の対局では、できるだけ自分から積極的に攻めるようにしています。1つの仕掛け方がいくらか身についてきたので、バリエーションを増やそうと、他の仕掛け方も勉強しています。すると、将棋の攻め方には、いくつか共通点があるように思えてきました。どん...
2級への技法

中盤以降は緩手もダメ

最近の対局で、こんな悔しいことがありました。こちらがかなりの優勢で、これから相手玉を寄せに行くところです。まだ少し相手陣が固いと見え、相手玉の逃げ道もあったので、前もって挟撃体制を敷こうと、逆側に駒を放ちました。けれど、その駒打ち自体は、相...
2級への技法

細い攻めとは

穴熊という囲いを知った頃から、将棋の細い攻めとは、どういうものだろうか、とずっと考えています。守り重視で囲いに金銀4枚使ってしまったら、いったいどうやって攻めるのだろうか。飛角銀桂が各1枚使えるとしても、相手陣を突破できるのだろうか。銀の2...
3級への技法

総力戦の反動

攻め将棋にしても、受け将棋にしても、全力で立ち向かうと、反動が大きいです。私は以前、受け将棋の棋風が強く、相手からの攻撃をぜんぶ受け止めようとしてきました。相手の攻撃を凌げれば、持ち駒が増え、こちらからカウンターを狙えます。ただし守りきれな...
13級への技法

藤井猛『藤井猛の攻めの基本戦略』

2023年12月に読んだ本は、藤井猛『藤井猛の攻めの基本戦略』(NHK出版、2014年)です。NHKの将棋講座の内容に加筆して書かれたものだそうです。私は、数カ月前から攻めの棋風を強くしたいと思い始め、攻めの基本中の基本から学びたいと読み始...