中盤

2級への技法

金井恒太『ひと目の仕掛け 相居飛車編』

2024年5月に読んでいる本は、金井恒太『ひと目の仕掛け 相居飛車編』(マイナビ、2014年)です。私は居飛車で戦います。相居飛車だと、どうしても、先後同型になったり、膠着状態になって打つ手に困ることも少なくありません。そうすると、私は無理...
2級への技法

利かし

最近、中盤の戦いで、まず歩を叩く筋がないか、場合によっては銀や桂馬を捨ててでも良い局面にできないか、と以前よりは多く考えるようになりました。相手も卒なく駒組みしてくれば、そうそう上手い攻め口はありません。本格的に攻めるためには飛車角銀桂を連...
2級への技法

本当の駒得

最近、本当の駒得は何だろうかと、ふと考えるようになりました。ぼろっとタダで駒を取られてしまうのは、明らかに駒損。あるいは、こちらの歩で、相手の小駒や中駒を取ることができれば、十分以上の駒得です。ただ、たとえば、相手の桂馬とこちらの銀が交換に...
3級への技法

金銀は玉を守るために居る

自玉の周りの金銀は、玉を守るためにいます。その事を意識するようになってから、いくらか自玉の安全度がアップしたかなという気がしています。たとえば、相手の飛車がこちらの陣地を突破してきそう。金1枚を犠牲にすれば、龍成りを防げるという時に、どうす...
2級への技法

大駒を働かせない

町道場の駒落ち対局で、有段者の方に2枚落ちで指導していただきました。2枚落ちとなると、4枚落ちや6枚落ちのようには、簡単に端を突破できません。そうは言っても、こちらとしては、なんとか飛車や角を成りこませたい。歩を進め、銀を繰り出し、桂馬も跳...
3級への技法

指し手の一貫性

私はこのところ連敗続きです。対局を振り返ってみると、指し手に一貫性がないなと思いました。別の言い方をすると、駒の進め方が澱んでいます。たとえば、初めは急戦調で行こうと駒を動かしてゆきますが、相手の駒の動きを見て、自分からの攻撃を控え、持久戦...
1級への技法

相手の仕掛けに乗る

将棋で攻めの姿勢を見せることは大事だと思いますが、私の場合、自分から仕掛けてゆくと、上手くゆかないケースも多いです。単に攻めが下手だとも言えますが、攻めが巧い人と比べると、なにか違いがあるような気がしています。最近、その違いの一つは、相手の...
13級への技法

玉の小鬢を開けない

最近の対局で、相手の角の打ち込みによる、王手飛車を4回に1回ほどくらっていることが判明しました。本格的な戦いが始まると、角交換を行ったり、角を切って相手陣に切り込むことがあります。攻めることばかりを考えていたため、渡した角で王手飛車がかかる...
5級への技法

攻め急がない

町道場の駒落ち対局で、基本的には勝てるのだから、そんなに攻め急がなくてよいよ、と指摘されました。すぐに勝ってやろうとか、一撃当ててやろうとか、大技を決めようとか、そういう気持ちは無いのですが、確かに、先に攻めなければ負けてしまうという恐れや...
3級への技法

藤森哲也『将棋放浪記から学ぶ 最速! 最短! わかりやすい将棋の勝ち方』

2024年3月に読んだ本は、藤森哲也『将棋放浪記から学ぶ 最速! 最短! わかりやすい将棋の勝ち方』(マイナビ出版、2021年)です。人気YouTubeチャンネル『将棋放浪記』から選び出された次の一手本です。『将棋放浪記』は、藤森先生が将棋...