2級への技法

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角道を閉ざすな

最近の町道場で上手から指摘していただいたことは、角道を安易に閉ざすな、ということです。私は居飛車で戦いますが、初手や数手目には角道を開けます。初心者の頃は、角交換に苦手意識があったので、角道を閉ざしたままとすることもありましたが、最近はまず...
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日本将棋連盟書籍編集部『藤井聡太の鬼手 デビューから平成30年度まで』

2025年2月に読んでいる将棋の本は、日本将棋連盟書籍編集部(編)『藤井聡太の鬼手 デビューから平成30年度まで』(マイナビ出版、2019年)です。最近は将棋のまとまった勉強時間を取ることができず、隙間時間に次の一手本を読もうと思い、本書を...
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遠隔力のある駒

中終盤の攻め合いで、最近意識しているのは、遠隔力のある駒がずっと働きつづけているかどうかです。飛車、角行、桂馬、香車は、離れたマスまで効きが及びます。その効きの先が攻めの拠点となって、ガジガジと陣地を削る。この4つの駒が、どこにどれだけ働き...
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勝利欲と勝負

将棋の連敗が続くのは、連敗しているからだ、というのが最近なんとなく思うところです。2連敗くらいは誰でもあるものですが、3連敗、4連敗としてくると、不調を感じ始めます。次の対局こそ勝って連敗を止めたい、と意識にのぼります。その時に、連敗中の反...
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飛車を振ってみた、其の四

私は基本的に居飛車で戦います。最近、後手番の時には、二手目(後手番にとっての第一手)を3四歩として角道を開けることも少なくありません。その流れ上、3三に角が上がります。その後で、雁木に組めなくはないのですが、私は雁木に少し苦手意識があります...
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攻め駒は前へ

将棋の格言に「駒は前へ」あるいは「駒は引くな」があると思います。私は、性格がどちらかと言えば大人しめで、そのためか将棋の棋風も、受ける傾向が強かったり、じっくり陣形を整えてから攻める傾向があったりします。せっかく5段目に進出した銀も、ちょっ...
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玉の脱出を前提に受ける

将棋の終盤で、相手から寄せに迫られている際、玉の脱出を前提に受ける、ということを最近。視野に入れています。今までは、駒を足して、囲いを補強・再生する方向で手を打っていました。なんとしても囲いを保持し、自陣内で耐え抜こうとする方向です。けれど...
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藤井猛『角交換四間飛車を指しこなす本』

2024年12月に読んでいる将棋の本は、藤井猛『角交換四間飛車を指しこなす本』(浅川書房、2014年)です。私は基本的に居飛車で戦いますが、対右四間飛車の時だけ、四間飛車を採用することが増えています。そう思って、四間飛車に構えたところ、相手...
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玉頭をこじ開けろ

将棋の大きな戦い方として、最近、選択肢に入れているのは、相手の玉頭をこじ開けることです。飛車を成り込んで竜を作ったり、角の効きを活かしつつ相手陣を削っていったりすることが、将棋の王道の戦い方と思っています。ただ、当然、相手もそれには十分警戒...
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玉だけで紐づけられている駒

最近の終盤戦で目を向けることにしているのは、玉だけで紐づけられている駒です。もし、桂馬で王手をかけられたりして、玉が避けてしまうと、その駒はぽつんと取り残されます。そう遠からず、餌食となる可能性が高い。玉以外の駒で連結されているのならば、基...