2級への技法

2級への技法

本当の駒得

最近、本当の駒得は何だろうかと、ふと考えるようになりました。ぼろっとタダで駒を取られてしまうのは、明らかに駒損。あるいは、こちらの歩で、相手の小駒や中駒を取ることができれば、十分以上の駒得です。ただ、たとえば、相手の桂馬とこちらの銀が交換に...
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大駒を働かせない

町道場の駒落ち対局で、有段者の方に2枚落ちで指導していただきました。2枚落ちとなると、4枚落ちや6枚落ちのようには、簡単に端を突破できません。そうは言っても、こちらとしては、なんとか飛車や角を成りこませたい。歩を進め、銀を繰り出し、桂馬も跳...
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彼我の玉形を比較する

戦いを仕掛ける前に確かめるべきことは、自分の陣形と相手の陣形を見比べることです。玉形は金銀何枚が連結しているか、あるいは、飛車や角の打ち込みに強いか、王手がかからないか、どれだけ戦場から遠くか等です。最近、その大事さに気づきました。勝負です...
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苦手の戦型を知る

最近すこしスランプ気味で、ぜんぜん勝てなくなりました。そこで対戦相手の傾向を調べてみたところ、その結果に愕然としました。私は居飛車なのですが、対居飛車:4勝4敗対振り飛車:12敗となっていました。自分でも、振り飛車に対してなんとなく戦いにく...
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必至より王手

最近の対局で、必至をかけたところから、逆王手をくらい続けて負けた対局がありました。安全に勝とうという気はなかったのですが、王手王手で迫る詰みまで読み切れなかったので、必至をかけました。相手はそれが必至だと分かったらしく、数十秒間考えた後、こ...
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プランB、プラン2

将棋の攻め方について最近、重点的に勉強しています。最初は1つの戦法を覚えて戦っていましたが、それが上手くゆかない対局も多い。そこで、さらに2つ3つの戦法を覚えて、局面に応じて使い分けるようにしています。つまりプランBを持つ。たとえば、棒銀で...
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今すぐ打つべき手なのか

打とうと思う手が、今すぐ打つべき手なのか、よく考えなさい、と町道場で指摘されました。それはつまり、より優先度の高い手があるのではないか、より厳しい手があるのではないか、という視点を絶えずもつ、ということだと思います。一見したところ自然に見え...
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感覚を研ぎ澄ましてゆく

将棋の初心者だった頃は、毎日のように、新しい技や駒の使い方の発見がありました。いくらか上達した最近では、具体的な手筋を覚えるということは減りました。それよりは、戦いの中での感覚、気配、呼吸、間合い、嗅覚、視点、大局観、勝負勘、バランス、タイ...
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バラすと裸の王様

相手の囲いを崩してゆくなかで、駒と駒をぶつけ合ってバラすかどうか、私は以前から悩んでいました。攻めの棋風を伸ばしてゆくなかで、そんなシーンに出会うことも多くなりました。いまだに踏み込めず、バラさずに別の手を選ぶことが多いです。特にこちらの竜...
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中盤以降は緩手もダメ

最近の対局で、こんな悔しいことがありました。こちらがかなりの優勢で、これから相手玉を寄せに行くところです。まだ少し相手陣が固いと見え、相手玉の逃げ道もあったので、前もって挟撃体制を敷こうと、逆側に駒を放ちました。けれど、その駒打ち自体は、相...