将棋の攻め方について最近、重点的に勉強しています。
最初は1つの戦法を覚えて戦っていましたが、それが上手くゆかない対局も多い。そこで、さらに2つ3つの戦法を覚えて、局面に応じて使い分けるようにしています。つまりプランBを持つ。
たとえば、棒銀で攻めようとしたけれど、相手がしっかり構えてきた。無理に攻めても玉砕するだけなので、別の戦法に切り替えてみる。当初のプランが進行し過ぎていると、上手く切り替えられない、出遅れてしまうこともありますが、相手の出方を見ながら、攻め口を変えられるのは大きな武器です。プランAがダメだったら、どうしてよいか分からない、もう守り一辺倒の対局になってしまう、と落ち込むのではなく、他の攻めプランがあるというのは、対局姿勢にも余裕が持てるようになりました。
また、当初のプランが一応の戦果を挙げた場合、その次にどういう攻めをつなげてゆくか、についても覚えておくようにしました。たとえば、棒銀で銀交換に成功した後、持ち駒となった銀をどのように活用してゆくかです。つまりプラン2を持つ。二の矢、三の矢を放つことで、敵陣突破から優勢へ、そして勝勢へとつなげることができます。中盤以降、多様な局面になると、予定したプラン2を発動できるかどうかは微妙ですが、予め仕込んでおくに越したことはない。
プランBにしても、プラン2にしても、攻めの姿勢が単発で終わらず、ずっと続くというのが大事だなと思います。いわゆる攻めが切れない、という戦い方を目指すことができるからです。