3級への技法

勝手読み、読み抜け

最近の対局で、どうにもこうにも防ぎようがないと思えるのが、勝手読みと読み抜けです。勝手読みは、相手がいくつかある候補手のうち、次にこう指すだろうなと読んでいたところ、相手が別の手を指してくること。自分の目論見や願望が混じってしまい、正しく推...
3級への技法

綾瀬研『終盤力を鍛える3・5・7手 ランダム詰将棋』

2024年8月に読んでいる将棋の本は、綾瀬研『終盤力を鍛える3・5・7手 ランダム詰将棋』(マイナビ出版、2022年)です。綾瀬研究会に属する5人の詰将棋作家(馬屋原剛、久保紀貴、太刀岡甫、藤原俊雅、岸本裕真)による、詰将棋問題集です。各作...
3級への技法

と金なら渡せる

相手の囲いを崩すとき、相手玉を寄せてゆくときに、と金で攻めるならば、思い切ってぶつけられます。と金が相手に渡っても、相手の持ち駒には歩一枚しか増えないからです。これがどれほど凄いことなのか、最近より深く感じています。実力が拮抗してくると、お...
記録

2024年8月の棋力:3級

将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2024年8月は3級です。先月の振り返り先々月から、序盤の指し方を慎重にして、かつ、苦手だった振り飛車対策を勉強して、戦...
3級への技法

自陣を突破されないようにぎりぎりまで守り抜くという矛盾

最近、棋譜を解析していて、身に染みて思うことは、ここで攻めに転じていれば、まだまだ分からない勝負だったかもしれないなという事です。私はもともと受けの棋風が強く、攻めか受けかの選択肢がある場合や、どの手が有力かよく分からない局面、あるいは、も...
3級への技法

もたもたしない、急ぎもしない

最近の対局で、以前よりも難しい事柄だなと思っていることは、間合い、あるいは攻守のバランス、仕掛けのタイミングについてです。こちらが少しでももたもたしていると、強い相手はその瞬間に付け込んできます。将棋の序盤では、自陣を固めるのも大事ですし、...
3級への技法

じりじりと寄る

最近の対局で、竜や馬の力添え無しで、相手玉を詰ませられた対局がたまたま続きました。じりじりと、と金を寄って行ったり、桂馬と金銀を上手くつかって塞いだりして、寄せられたのです。どうしてそんな事ができたのかなと振り返ってみると、アマ高段者同士の...
5級への技法

桂馬の受けは一度だけ

私にとって最近、一番苦手としている相手の戦型は、右四間飛車です。右四間飛車は、飛角銀桂が4筋にむかって集中して殺到して来る理想的な攻めの一つだと思います。どうして上手く受け凌げないのかなと反省してみたところ、理由の一つには、桂馬での防御をあ...
5級への技法

将棋ウォーズで、5級から4級になった頃

最近、将棋ウォーズで5級から4級になった頃を、羽生善治先生の言葉と供に、時々思い出します。羽生先生曰く、将棋をゴルフになぞらえると、「将棋はバンカーの多いゲーム」だそうです(『上達するヒント』まえがきより)。つまり、相手の棋力が上だから負け...
1級への技法

Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』

2024年7月に読んだ将棋の本は、Sugar『一撃! 対振り飛車へなちょこ急戦』(マイナビ出版、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、2か月ほど前まで、対振り飛車が苦手でした。ある時、ネットでアマ高段者同士の戦いを観戦していた際、居飛車...