2023-12

5級への技法

村山慈明『村山慈明の居飛車対振り飛車 知って得する序盤術』

2023年11月に読んだ本は、村山慈明『村山慈明の居飛車対振り飛車 知って得する序盤術』(NHK出版、2017年)です。本書は、NHKの『将棋講座』テキストを基に単行本化されたものです。NHK出版の将棋本は、初級者・級位者向けのものが多い印...
3級への技法

さりげなく歩を突き捨てておく

自分から攻めていって、後からしばしば思うのは、この筋の歩を突き捨てておくべきだった、ということです。垂れ歩や、たたきの歩をしたいのに、二歩になってしまうのでできない。そこで攻めが途切れてしまったり、代わりに中駒・大駒を投入したりで、攻撃が大...
3級への技法

良い手を狙わない

このところ、自分から攻め始めるということをテーマに将棋を指しています。鬼殺しのような大技とはゆきませんが、相手が気づかなかったり受け間違えたりすれば、龍を作れるかな、成駒を作れるかなの攻めを狙ってみます。けれど、そんな簡単にはゆきません。か...
2級への技法

相手の手を消す

相手の攻撃を未然に防いでおく手が、将棋には大事だなと最近つとに感じます。特に序盤ではそうです。たとえば、相手の銀の進出を防ぐため、歩を突いておく。両取りの桂をくらわないよう、駒の配置を変えておく。今は角交換しても不利になるので、角道を再度ふ...
5級への技法

自分から仕掛けて、小競り合い

私の棋風は、守りが主体です。最近、それではこれ以上の将棋の上達が望めないかなと悩みだし、攻め将棋にも取り組んでみることにしました。自陣の守備がある程度整った段階で、自分から仕掛けて、小競り合いを始めてみます。ところが、やはり上手くゆかない。...
8級への技法

初手7六歩

私は居飛車なので、これまでずっと、初手2六歩としてきました(後手番なら8四歩)。まず飛車先の歩を1マス進めるという指し方は、なんとなく居飛車にとってのプライドのような気がしていました。ですが、初段を目指す戦いの中で、この初手2六歩にこだわる...
13級への技法

大平武洋『これだけで勝てる 将棋 終盤のコツ』

2023年12月に読んでいる本は、大平武洋『これだけで勝てる 将棋 終盤のコツ』(マイナビ出版、2018年)です。同著者の姉妹本『これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ』を読んでとても良かったので、終盤編も読んでみることにしました。私にとっ...
8級への技法

矢倉と彼我の視点

居飛車の基本的な囲いの1つ「矢倉」。私も採用することが多い囲いですが、疑問点も持っています。それは、相手が居飛車で居角だったら、その2つの効きのライン上に自玉が入ってしまっているではないか、ということです。そんな危ないマスに玉を置くだなんて...
5級への技法

美濃囲いと手数

振り飛車にとって定番の囲いと言えば、「美濃囲い」でしょう。ぱっと見、単純な駒組みながら、横からの攻撃には十分強い。振り飛車という戦型も相まって、実際、左辺は簡単に攻め崩されることは少ない。仮に突破されても、それに備えてある囲い。私も、龍をな...
8級への技法

舟囲いと進展性

私は、相手の中飛車が嫌いです。飛車も銀も角も桂馬も5筋に絞って向かって来る。そんな厚みのある攻めをどうやって受けたらよいのか、受けきれるのか、よく分かりません。たびたび、初っ端から、あれよあれよと中央突破され、負かされてしまいます。私は、囲...