このところ「飛車が龍王に成る」を目指して戦ったところ、勝率が10%ほどアップしました。
将棋はやはり龍成りゲームなのでしょうか。
竜を作るために、時に、角や銀、桂馬は犠牲にします。それでもなお、竜を作った方が、勝てる、寄せやすい、押し切れる、という感覚を得ています。
「角が馬に成る」も試してみましたが、なかなか寄せまで上手くゆきませんでした。
竜も馬も、共にとても強力な駒ですが、違いの1つには、竜の横効きがあると思います。
敵陣に入り込み、相手玉を追い詰めたい。その時に、横に威力が効くというのは、竜に特有です。相手が囲っていたとしても、持ち駒と組み合わせて、相手の金や銀に直接攻撃をかけやすい。
対して、馬は、敵陣に入り込んでも、相手玉には直接届きにくいことがしばしば。いったん自陣側に引いて、にらみの角度を変えなければなりません。その一手間のうちに、相手が歩で防御してきたりすれば、また敵陣突破に手数がかかります。
上部に逃がさないためには、馬の力が頼りになることは多いですが、それも、上部に逃げ出したいほど、相手玉を追い詰められたならの話です。
敵陣内にいる相手玉を、敵陣内に留まりつつ、追い詰める。それを効果的にできるのはやはり龍だ、という当たり前のことに最近うなずいています。
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