2級への技法

自玉の危険度への甘さ

自分の将棋の課題は何だろうかと探っていましたが、今の私にとっては、自玉の危険度への甘さがある、と分かりました。あるいは、形勢判断の不正確さ、終盤の読みの浅さ、とも言えます。互いに攻め合って、駒を切り取り合うような戦いでは、相手の囲いをどう崩...
2級への技法

桂馬の前の桂馬

将棋の終盤で、相手が寄せて来る時に、私が最近やっかいだなと感じているのは、こちらの桂馬の前に桂馬を打ち付けられることです。相手の桂馬、なかなか取り払えません。桂頭の銀の形を取れれば、食いちぎってでも相手の桂馬を取り払いますが、あいにく桂馬で...
2級への技法

最速の寄せこそ安全

将棋の格言に「終盤は駒の損得より速度」がありますが、その格言は、私の中で基本的にはそうらしいよね、という程度の認識でした。最近、互いに厳しく攻め合い、どちらが先に相手玉を詰ませるかの勝負が増えてゆくなかで、その格言が頭の理解ではなく肌の感覚...
2級への技法

快勝譜が会心譜ではない

将棋を振り返るときに、ついつい自分が快勝した棋譜ばかりを見てしまいます。お気に入りに登録してある私の棋譜は、そういう対局がほとんどです。大技が決まったり、両取りが決まったりして、完勝した棋譜は、振り返っている時も気分がよいものです。けれど、...
記録

2024年12月の棋力:2級

将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2024年12月は2級です。先月の振り返り先々月に、将棋ウォーズで2級に昇級しました。今の私の対戦相手は、初段や1級の方...
2級への技法

中途半端な陣形に仕掛ける

最近の将棋で気にするようになったのは、相手の陣形が中途半端な時に仕掛ける、ということです。たとえば、相手が片美濃囲いから、高美濃や銀冠に組み替えようと一手指したその瞬間です。あるいは、相手が後々の攻めのために歩を突き捨てようとしたその時です...
2級への技法

単純な堅さと攻めの速さ

町道場の駒落ち対局(二枚落ち)で、一度も勝てない上手がいます。勝つためにどうすればよいか自分なりに考えてみて、自玉周りをより堅くすることだとある日の対局に臨みました。いつもはカニ囲いや片美濃囲いですが、銀冠まで組み合げました。これならば負け...
3級への技法

藤井猛『四間飛車上達法』

2024年11月に読了した将棋の本は、藤井猛『四間飛車上達法』(浅川書房、2017年)です。私は居飛車で戦いますが、まさか自分が振り飛車の棋書を読むなんて思いもしませんでした。どうして本書を手に取ったかと言うと、相手が右四間飛車でガンガン強...
5級への技法

なにげない一手が悪手

均衡を保っていた局面がぐらついて、相手の優勢に傾いてしまったのは、どういう時だろうかと振り返ってみました。ひどい凡ミスをのぞけば、相手が好手を指すその少し前に、私が大小ありますが隙を作ってしまっているという構図が見えてきました。たとえば、金...
3級への技法

飛車を振ってみた、其の三

私は居飛車で戦いますが、相手の右四間飛車に苦手意識があります。とりわけ後手番の時に苦戦しています。右四間飛車は、飛角銀桂の連動したパワフルな攻めが持ち味だと思います。私にはそれをまともに受け止めようとする傾向があり、まんまと相手の仕掛けには...